しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2009年5月31日日曜日

衣替え

ちょっとだけ、ブログの衣替えをしました。


仕事でITしているのにWebはまったく素人。試行錯誤でCSSをいじってやっとタイトル画面の背景を変えることができました。真夏になるまで、北海道のランニング途中で思わず立ち止まったライラックにします。


スーザン・ボイル

話題のスーザン・ボイルさん、まるで映画を見ているような話ですね。数時間後に決勝だそうです。


夢は何歳になっても持ち続けるもの、そしてそれは頑張ればかなうかもしれない。元気づけられます。彼女の映像はこちらでご覧になれます。
 ↓
 ↓

優勝は逃して2位だったようです、でもきっと夢のプロシンガーになるのでしょう(映像はこちら)。


2009年5月30日土曜日

ランニング記録 5月24日から5月30日 リハビリ中

週末は、城山でクライミングの予定でしたが、天気が悪く中止。膝の故障で走ることも控えてひたすら我慢しています。と言いながら福岡では大濠公園走ってしまいましたが。


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5月24日日曜日、膝の故障で療養。

5月25日月曜日、REGUARDを試着して歩いてみる。患部の痛みは確かにこのサポータでかなり防ぐことができそう。でも筋力が弱まるのでほどほどに。

5月26日火曜日、膝の故障で療養。

5月27日水曜日、早朝、少しジョグして山口経由で福岡に移動。夜、膝の痛みはあるが、REGUARDをつけて大濠公園にジョギングに行く。

5月28日木曜日、早朝に大濠公園をジョグ。その後、八幡経由で大分往復し、最終便で東京に移動。さすがにこの移動には疲れ果ててしまいました。

5月29日金曜日、膝の故障で療養。

5月30日土曜日、予定では伊豆城山でクライミングでしたが、天気が悪いため中止。神戸で外岩のメンバーを集めようとはしましたが、結局集まらず、週末はおとなしくすることに。


月日

曜日

距離 (km)

時間

時速 (km)

累積 (km)

備考

5月24日
5月25日
5月26日
5月27日

5月28日
5月29日
5月30日









-
6.6
-
3.8
11.0
7.0
-
-

-
-
-
-
1:30:00
0:45:00
-
-

-
-
-
-
7.3
9.3
-
-

-
11,628
-

11,643
11,650
-
-

療養
自宅 歩く

療養
自宅
福岡大濠公園
福岡大濠公園
療養
療養

週間合計
距離(km)

28.4

地球一周
到達度

29.1%

 
※体重; 計測せず
※月間累積走行距離(  5月); 141.2km

山で死なないために

ちょっと古い本ですが、

ジャーナリストである武田文男さんの「山で死なないために」「続  山で死なないために」を今読んでいます。
もう一度、山の安全について、自分なりに整理しようという気持ちから本屋でこの本に手を伸ばしました。ちょっと驚いたのが、大学時代に短い期間山岳部に在籍した後輩が彼の兄と父親とで剣岳の冬の難ルートに挑んで起こした事故が何度も登場しています。そして大先輩の名前が小説「氷壁」の題材になったナイロンザイル切断事件で批判される側で登場していることです。なんとも複雑な気分です。

ただ、この本は、「山が死なないために」というタイトルの方がよかったかもしれません。山岳事故以上に山の環境破壊について書かれています。読めば読むほど、わたしも環境破壊に荷担していたこと、思い知らされました。そして、この本は、わたしが全く山から遠ざかっていた20数年間の登山や山の変容が詳しく書かれているので、わたしの空白の時間を埋めてくれます。幅広い年齢層の方が、ずっと自然を安全に楽しめるように登山の文化が出来ていったらと願うばかりです。

ちょっと山の登り方を変えようかなと思います。


2009年5月29日金曜日

よく揺れる 

昨日は電車も飛行機もよく揺れました。

九州出張二日目は、朝のジョギングの後、博多から特急「ソニック」で八幡経由の大分往復、その後最終の飛行機で東京に移動という強行スケジュールでした。
それにしてもソニックはよく揺れます。パソコン開いて仕事しようと何度もチャレンジしましたが、パソコンの文字見つめているとすぐに酔ってしまい、結局何もできず。仕事は片づかないし、ほんと疲れました。

大分駅の乗り換えで20分ほどしか時間がなかったのですが、いつも食べている大分の郷土料理「だご汁(だんご汁)」だけでもと大急ぎで食べました。とてもおいしかったのですが、もっとゆっくり食べたかった。


2009年5月28日木曜日

【出張ラン】福岡大濠公園 我慢できなくて走ってしまいました 

昨日、九州出張で博多にやってきました。
ランニングは、ドクターストップ中のわたしですが、天神のホテルに入ると、やはり、我慢できず、REGURDつけて大濠公園にさっさとナイトランに出かけてしまいました(ちゃんと、ランニングの用意を持っているわけですが)。

 
大濠公園は朝、夜も、とっても気持ちいいです。ランニング用の柔らかい舗装は足に優しいのですよ。ただ、さすがに今回は3周で我慢しました。

 
天神から大濠公園に向かう途中の道路の歩道が、いつの間にか歩行者と自転車を分離されていました。以前から自転車の方がバンバン飛ばすので危ないと思っていたのでこれで安心です。
いつものように最後は屋台のラーメンでしめました(右の写真)。


2009年5月27日水曜日

まじめに故障のケア中

手・手首、膝の故障を完治させるため、まじめに治療・リハビリを始めました。

いずれも軽度で日常生活にはまったく問題はないですが、ランニングやクライミングには影響大です。今回の故障は、正式名は以下のような仰々しい名称で、重度の方はたいへんそうです。
 右足膝の内側側副靭帯損傷(関連サイトはこちら
 右手首のTFCC損傷(関連サイトはこちら
 左手の母指MP関節靭帯損傷(関連サイトはこちら
とにかくなかなか痛みが完全に消えないことが不安です。こういった痛みに悩んでいる人は多いようです。ネットで調べるとかなりいろいろなページが出てきます。

まずは掛かり付けのスポーツ整体「ホリスティック医科学ケア」で、患部につながる張った筋肉をほぐしてもらい(これがめちゃくちゃ痛い)、その後は大量の氷で感覚がなくなるまでのアイシング、そして、超音波と電気治療。でも1週間に1度くらいしか行けないのであとは自宅で1日2回程度のアイシングと関連する筋肉のマッサージ。そして、大切なことは患部に痛みを感じることを徹底的に避ける、もちろんランニングはしない。

でも、ランニングはそんなに長い間我慢する自信はないので、膝の故障に対しては、遂に昨年の腰に続いて2つ目のREGURD(スポーツ用サポータ)を買ってしまいました。締め付けるだけの通常のサポーターと違って、膝下の左右のぐらつきを制限することに特化しているのでなかなか良さそうですが、値段がちょっと高いのが難点。まずはウォーキングで試してみようと思います(実は、先日のウォーキングでも膝に痛みが出てしまい、その対策です)。


2009年5月26日火曜日

関西マスク事情

関西の新型インフルエンザ騒動、発症者数も急激に下がり収束状況にあります。

マスクを着ける人もピーク時の半分くらいになり落ち着き始めていますが、まだマスクの品切れ状況が続いています。ついついマスクを持参するのを忘れてしまったわたしは、仕事の移動途中でマスクを探し回りましたが、結局手に入りませんでした。こうなると心配で心配で、リスクの大きな娘を抱えるわたしは、自宅に戻るとイソジンで手と喉の消毒を念入りにしました。

TVではマスク姿で登校する子供たちの映像が流されていました。が、午後4時前後、電車で移動中、わたしが見た下校途中の高校生でマスクした学生をほとんど見かけませんでした。一番、感染した年齢層がまったく気にしていないのに若さ感じてしまいました。まあこんなものなんでしょう。
でも今回とってもかわいいマスク姿の幼い女の子を見ましたよ。大人のマスクなので耳では紐があまってしまいます。それで、中国風に髪のお団子を左右に着けて(シニヨン、お団子ヘア、双髷等と言うそうです)、それにマスクのひもをかけていました。お母さんセンスいいです!


2009年5月25日月曜日

ランニングコースをウォーキング

膝故障中のわたしは、土日は運動をまったく止めていましたが、さすがに今朝は我慢ができず、ランニングコースを写真でも撮りながらウォーキングとしました。
自宅の周りも夏を迎える準備が進んでいます。


公園の芝にはシロツメクサがいっぱいです。


ヤマボウシの白い花。そして春の落葉が終わったクスノキにも小さな花が満開。


2009年5月24日日曜日

【雪山報告】 山と命 前穂高で誓う

2009年ゴールデンウイークの最後は、昨年奈良でフリークライミング中に亡くなった大学山岳部先輩の慰霊登山に、都合のつくOB10人が岳沢に集まり、翌日5月4日に前穂高岳に登りました。
ご家族の希望で穂高が選ばれ、上高地からいつでもご家族が見上げることができる前穂高岳で先輩を偲ぶことになりました(写真は前穂高岳頂上)。

先輩には、いつまでも大好きな山の中からご家族を見守ってほしいと祈りました。そして、山で絶対に死なない、怪我をしないと改めてみんなで誓いました。





前穂高岳は、岳沢から奥明神沢経由で登りました。

 
5月3日午後、OB10人が岳沢に集合しました(左の写真、Oさん撮影)。翌日、10人の団体で前穂高岳に向けて奥明神沢を登り始めました。商業ツアーを除いて10人なんて団体を山では見かけることはほとんど無くなりました。大学山岳部時代の合宿みたいで心は学生、でも体はずいぶん年輪を重ねてしまいました。

 
前穂高岳の頂上でビールを供えるなど供養を行いました。学生のころのような賑やかな山行に先輩も喜んでくれたのではないでしょうか。合掌。


前穂高岳のピークから北を覗くと昨年わたしも登った北尾根にクライマーが上がってきています。ここは5月は山屋で賑わいます。彼らを見守ってほしいです。


今回のコースです。


2009年5月23日土曜日

ランニング記録 5月17日から5月23日 初夏の北海道ラン

今週の初夏の北海道ランニングはとっても気持ちよかったです。

ただ、膝の痛みによって遂にドクターストップ。痛みが完全に抜けるまで当面走れないことに、我慢できるか?です。

その膝はさておき、ついでに見てもらったクライミングで痛めた右手首はTFCC損傷(関連サイトはこちら)みたいで完治までかなり時間がかかりそうです。

今は、患部の感覚がなくなるまでのアイシングで自然治癒を促すことに集中することに。
※アイシング参考サイトはこちら


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5月17日日曜日、雨、走れず。

5月18日月曜日~19日、自宅でラン。

5月20日水曜日、昨日東京経由で寝台列車で北海道に来ました。夕方走ろうと思いましたがあまりの空腹で飲みに行ってしまいました。

5月21日木曜日、早朝に札幌駅前のホテルから大通公園、すすきのを横切って、豊平川を走りました。この川のランニングはほんと気持ちいいです。

5月22日金曜日、昨日帯広から関空経由で神戸の自宅に夜遅くもどったのですが、あまりに疲れてとても10km走ることができませんでした。

5月23日土曜日、右手首、左手親指、左膝の痛みが消えないので、かかりつけのスポーツ整体に行ったら、ランニングは禁止との宣告を受け、痛みのある場所はすべてアイシング。ちょっと落ち込む週末でした。


月日

曜日

距離 (km)

時間

時速 (km)

累積 (km)

備考

5月17日
5月18日
5月19日
5月20日
5月21日
5月22日
5月23日








-
10.0
6.6
-
18.9
6.6
-

-
0:55:39
0:38:34
-
1:58:38
0:42:07
-

-
10.8
10.3
-
9.6
9.4
-

-
11,589
11,596

11,615
11,612
-


自宅



札幌豊平川
自宅
膝の痛みで休む

週間合計
距離(km)

42.1

地球一周
到達度

29.0%

 
※体重; 週末は63.0kg(15.4%)
※月間累積走行距離(  5月); 112.8km

2009年5月22日金曜日

いつもキムチチゲ

昨日までの北海道出張、行きも帰りも慌ただしくてちょっと疲れてしまいました。こんな時は例によって「食」の話。

わたしが、東京に行くとしつこく食べている「キムチチゲ」の話。

韓国家庭料理 焼肉 イドンカルビ
東京都新宿区新宿5-12-2
電話 03-3351-2057
 詳しくはこちら


このお店、ランチタイムは韓国の人がいっぱい来るくらいですから、本格的です。わたしはここのキムチチゲが大好きで、昼でも夜でも必ずキムチチゲをオーダーします(夜はチャミスルも)。キムチチゲは野菜中心ですから健康的ですよ。いつもワンパターンのオーダをするので遂ににお店の人に覚えられてしまいました。

ちょっと駅から遠いですが、絶対美味しいですから一度行ってみてください。

わたしは大の韓国ファン、明洞で食べたキムチチゲの味とこのお店の味がそっくりなので、この店に通い続けています。ちなみに、右の写真は、チャングムの撮影現場に行った時の写真。そう、ついでに、いつかソウルマラソンに出たいとも思っています。


2009年5月21日木曜日

【出張ラン】札幌豊平川でランニングハイ

札幌出張の2日目は朝5時に起きて、昨年も走った札幌駅前から豊平川を走りました。 ゴミがほとんど落ちていないこの川の河川敷は緑豊かでとっても気持ちよく走れるのです。
ランニングハイになったわたしは、ついつい目標のミュンヘン大橋を越えて真駒内公園まで走ってしまいました。真駒内公園札幌オリンピックのメイン会場だったところ、一度来てみたかったところでした。公園内にある真駒内アイスアリーナは、世界を魅了したジャネット・リンが滑った場所ですね。 


札幌駅前から豊平川に移動する途中の大通公園にはライラックがきれいに咲いています。



今回走ったコースの距離は18.9kmでした。

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札幌駅前のホテルをスタートするとまず、大通公園を横切ります(左の写真)。その次がすすきのを通り抜けますが、さすがにここはランニングには似合わないです。ちなみに雪の多い地方の信号は縦型ですね(右の写真)。

 
すすきのを抜けてやっと豊平川に入ります。ここは都心の別世界。
河川敷は新緑でいっぱい、しかもゴミはほとんど落ちていません。ここの河川敷は水面も近くて、他の都心の川とちがって水がきれいで水のかおりと音と風が気持ちいいです。
北海道は芝を敷き詰めた場所があちこちにありタンポポがいっぱい咲いています。緑の背景に黄色がとってもきれいです。ただこのタンポポはその昔食料目的で導入した外来種でもともとの北海道原産のタンポポはほとんどなくなってしまったそうです。



豊平川に入り込む支流では、早朝からカヌーの練習をしています。大阪の川では考えられないですね。


 
昨年ここを走ったときの目標の斜張橋「ミュンヘン大橋」を(左の写真)、ランニングハイだったわたしはそのまま通りすぎ、河川敷の歩道がなくなるまで走り続けました。右の写真が本日の折り返し地点近くの風景、遠くに雪が残った山が見えます。

 
本日の折り返し地点は、札幌オリンピックのメイン会場となった真駒内公園としました。右の写真がジャネット・リンが素敵な尻餅をついたアイスアリーナです。

     
帰りは北海道庁の前の道を通ってホテルに戻りました(左の写真)。
本日のランニングソングは、この日のために秋葉のタワーレコードで買ったアルバム、たまにはこんなの聴いて気分転換です。


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ホテルに入る前に、前回見つけたおいしいおにぎり屋さん「ありんこ」で朝食のおにぎりを買い、急いでシャワーを浴びて特急「とかち」で帯広に向かいました。

※この「とかち」ですが、帯広まで3時間弱もかかり、しかも特急なのに写真のように普通の車両みたい。もうちょっとなんとかならないかな? それにしても帯広は遠い。


2009年5月20日水曜日

ちょっと贅沢な朝食

今朝は贅沢に。

せっかくブルトレで北海道に来たので、今朝はちょっと贅沢に、食堂車で朝食。
贅沢といっても、列車に揺られながら北海道の景色を見て食事をすること、そして、いつもの数倍のお金を朝食に払うこと。ささやかな贅沢です。そもそも、昨日列車に飛び乗ったので、朝食に替わるものを持っていないと言い訳。

北海道は、まだが一部で残っていますが初夏そのものです、がとっても気持ちいい。これから一ヶ月くらいがベストシーズンなんでしょうか。仕事もこの不況期に今日はなかなか感触がよく、久しぶりにすがすがしい気分になりました。
 

明日は早起きして、北海道のランニングを楽しみます。このあたりは、4時くらいに明るくなってくるのですよ(日本は細長~い)。もちろん、仕事も一発必中で決めてきます。


2009年5月19日火曜日

北斗星=☆

今、北斗星にいます。


といっても、ブルトレですが、、、、


北海道出張に向かっています。いつものように、車中で楽しもうと乗車前にいっぱい食べ物とお酒を買い込むはずだったのですが、トラブルで切符を手にしたのが発車5分前。それでもせめてワインとビールだけでもと売店で声を荒げて奪い取り、飛び乗りました(もちろんお金払ってます)。

ブルトレ・ディナーのためにお昼は控えめにしていた空腹の私は、ピンクフロイドのDVDとワインで酔っぱらいました。


2009年5月18日月曜日

もう92人に、新型インフルエンザ

新型インフルエンザ、今朝TVのニュースを見てびっくりです。もう92人も感染が確認されているとか。娘のことがあるので我が家は厳戒態勢、いつまで続くのでしょうか。
これを受けて大阪府下では学校が全面的に休校になるそうですが、仕事をする大人はどうしたらいいのでしょうか。わたしは、今週は東京、北海道に出張、訪問先でこの話題が出ると辛いですよね。

【雪山報告】岳沢「コブ尾根」を登る


2009年ゴールデンウイークの後半は、岳沢にテントを張りました。

5月2日に白馬縦走を終えて八方尾根を下山し、そのまま上高地に移動。そこで、大学山岳部OBと合流、計4人で夕方には岳沢に入りました。さすがにこの日の行動はきつかったです、岳沢まで2時間30分程度でしたが、遠くて遠くて。
まずは、翌日5月3日にOB4人で登った「コブ尾根」について報告します。
コブ尾根は、急な雪壁、鋭いナイフエッジ、岩が次々に現れ、緊張が連続する尾根でした(左の写真はナイフエッジをトラバースするNさん)。充実感のある登攀ができました。お勧めの尾根がまた一つ増えました。
今回、ザイルを出したのはコブ岩で1ピッチ、懸垂をマイナーピークコブ岩1峰で2ヶ所行いました。初心者を連れて行くと雪の部分でも何ピッチかザイルを出さないと怖いですね。雑誌「岳人」の五月号で特集されたこともあって後続パーティが続いていました。


翌日、登った前穂高岳のピークから写した奥穂高~西穂高岳の稜線。ジャンダルムの横の「コブ尾根の頭」と呼ばれるピークに上がる尾根がコブ尾根(黄色のライン)。


コブ尾根には、コブ沢をかなり登ってから取り付きます。下山は「天狗のコル」まで長い下りを慎重に降ります。天狗沢はある程度下ったら、あとは尻セードであっという間に下山できます。ただし、この沢は学生時代に雪崩にあったことがあるので、雪の状態に注意しないといけないです。

●コースタイム
 岳沢テントサイト4:15---6:15マイナーピーク(懸垂下降10m)
 ---7:10コブ岩取り付きのテラス(ザイル30m)---8:20コブ岩1峰
 (懸垂下降20m)---9:50コブ尾根の頭10:20---11:30天狗のコル
 ---12:20岳沢テントサイト
※コースタイムより少し早いタイム、4人パーティでこのタイムはまあまあでしょうか。こんなのは久しぶり。


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以下、コースから撮影した写真を紹介します。




  
早朝、コブ尾根マイナーピークを目指して急なコブ沢を登り始めました(Oさん撮影)。
右の写真はマイナーピークの下りをハイマツを支点に懸垂下降しようとするところ。


マイナーピークの懸垂下降を終え、正面のコブ岩を目指して登っていくわたし(Oさん撮影)。

  
   
コブ岩1峰に取り付くわたし、確保はMさん。クラックや凹角の中の雪がほとんど無くなっていてどうやっても体が外に出るのでなかなか怖いです。ランニングビレーは半分以上が岩角や小さなピナクルにスリングで取ります。ザイルは30mほど出しました(Oさん、Nさん撮影)。

  
アイゼンの前爪をかなり細かいところに載せないといけない箇所もあり結構あります。ガイドブックよりも1グレード難しい感じ(Oさん撮影)。このピッチの後半は浮き石に注意しながらガバつかんで登ります。

 
コブ岩1峰を登り切ると鋭いナイフエッジが続きます。高度感があって結構微妙なので緊張します。その後、20mほどの懸垂下降でコルに降ります。


ナイフエッジがまだまだ続きます。この写真で最後にいるNさんに注目してください(Oさん撮影)。鋭いナイフエッジが終わりそうな箇所なのですが、あまりに鋭いのでその上を歩くことができず、エッジを手で持って慎重にトラバースしています。初心者を連れていたら確実にザイルを出す場所です。


終了点のコブの頭を目指して急な雪壁を登るわたし(Nさん撮影)。あともう少しでピークです。この尾根は取り付きから休憩する場所があまりなく、ずっと息を切らして登り続けることになります。

   

「コブ尾根の頭」はジャンダルムの隣に位置します。写真はコブ尾根の頭から右のジャンダルム越しに見た槍ヶ岳。

 
ジャンダルムの向こうに奥穂高岳が迫ります。右の写真は、翌日に登る予定の前穂高岳に明神岳。

   

コブ尾根の頭からは、まずは「天狗のコル」に向けて長い急な下りです。岩稜と状態の悪い雪で慎重に下りました。天狗のコルからは天狗沢を走ってあっと言う間に岳沢まで下れます。