しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2011年9月30日金曜日

さようなら、十勝名物牛トロ丼

いつも北海道に来ると、 
学食でこの十勝名物牛トロ丼を食べるのが楽しみでした。  

ところが、4月の焼き肉チェーンの食中毒事件により、食品衛生法の生食用牛肉の規制が強化され(関連記事はこちら)、本日9月30日をもって学食のメニューから消えることになったようです。 最後の牛トロ丼いただきました。  



北海道では、事件後も大学生協が牛トロ丼の販売を継続していて、とっても安心して食べていました。こんなおいしいメニューがなくなってしまうこと、とっても残念です。


2011年9月29日木曜日

【読書】プリンセス・トヨトミ 北斗星でやっと読み終えました

やっと読み終えました、プリンセス・トヨトミ。これ、前置きが長くてなかなか進みませんでした。   

今回の北海道行きは、いつもと違って終点の札幌まで北斗星で行くので、時間的な余裕があって、半分残っていたこの本を読み終えることができました。 

特別におもしかったというわけではないですが、元気いっぱいの茶子ちゃんとセーラー服の大輔君がかわいかったですね。 
たまにこんな本を読むのもいいです。疲れがとれました。   


読み終えて、いつものように食堂車で朝食、本日は和食にしました。


2011年9月28日水曜日

しつこく、ブルトレで北海道に、今宵は読書に

またしてもブルトレで北海道に。今年何度目でしょうか。

ここ最近は、飛行機で北海道に乗り入れたことがないです、まったく自慢にならないですが。
移動で時間を楽しむのが寝台列車。ランで時間を楽しむのがフルや過酷だけどウルトラ。今年は岩登りもロングランでした。来年は南アか後立の長い縦走でもしてみようかなぁ。  

今宵は、ここ数日とんでもなく疲れたし、秋ですから寝台に横たわって読書します。ずっと鞄に入れている本がなかなか進まなかったので持ち主から督促受けてます.顔面跳び蹴りの元気な○○ちゃんがプリンセスということがわかったところまで来ました。さて、これからが楽しみ、、、、


2011年9月27日火曜日

こんな時だから頑張ろう

ちょっと前に仕事の仲間が病気で倒れました。 
小さな会社だから結構きつい、ランニングもまともに出来てません。  
独立してもうずいぶん年月が経ちますが、こんな時こそ頑張らなくちゃ。  

自分の子どものことがあったので、独立した動機として、障害など何らかのハンディを持っている人、家庭に事情があって通常の勤務ができない人でも、仕事の能力さえあれば、実力を発揮できる会社を作りたいという考えがありました。障害者の雇用が出来るまで現時点で実力はありませんが、できるだけ勤務形態を柔軟にして対応できるようにしてきました。  

病気で倒れる、誰もが抱えるリスク。こんな時こそ、仲間で支え合わないと。 
頑張って仕事片付けて明日はランニングしようと思います。  


2011年9月26日月曜日

今回のTOTOは最高!!

TOTO、チケット払い戻ししなくてよかった!  

大好きなChild's Anthemから始まってしまったのです、ずっと立ちっぱなし。この曲、自分の会社の新製品発表のオープニングに使ってしまったくらい好きなんです。今日の大阪(尼崎)のライブ、最高でした(小さめの会場が、この年代のロックを聴くにはちょうどいい)!   



2008年のボズ・スキャッグスと共演した来日ライブが私にはあまりによくなく、それ以来、iPodでも今日までTOTOはほとんど聴いていませんでした。あの時のライブ、オリジナルメンバーなのにボーカルは声が出てない、スティーブルカサーのギターはうるさいし、まったく学生時代に入り込めなかったんです。  
加えて、この5月の来日公演を延期した理由が原発が不安だったいうことに、ちょっと抵抗がありました。  

でも、今回はほんと行ってよかったです。公演延期発表当時その理由を知ったわたしは、「TOTOはもう聴かない」と思っていたのですが、FBの友達から「音楽は別じゃないの」という趣旨のコメントがあってチケット払い戻しを止めました。いずれにしても学生時代のTOTOの初来日ライブはすごかったし、青春そのものですからね。だから期待はなくてもチケット買ってライブに行ってしまうのですが。   
  
今回のメンバー、最高でした。 オリジナルのルカサーとキーボードのペイチになんとスティーヴ・ポーカロが加わり、そこにオリジナルではないですが、TOTO史上最高のVoと言われるジョセフ・ウィリアムズがとってもいい。ベースもバックコーラスもすごい。サイモンのドラムは相変わらず格好いい。 オリジナルかどうかは拘りません、あの当時の感動を呼び起こしてくる音を出してくれるかですよね。   

今日は、大人も楽しめるTOTOでした。  


2011年9月25日日曜日

ランニング記録9月18日から9月24日 丹後リハビリ中

丹後ウルトラのリハビリ週間でした。 
こんなに走らない月は久しぶり、まだ150kmを越えたところ。涼しくなったのにもったいない。  

月末までに200kmはなんとしても達成しておかないと、7,8月の貯金食いつぶしてしまう、なんとか時間作らないと。 



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9月18日日曜日、丹後ウルトラ、暑くてバテバテでした。ゴール出来てよかった。

9月19日月曜日~9月22日木曜日、足裏の靴擦れ、むくみで走れず。

9月23日金曜日、久しぶりに走るがまだ全然疲れぬけてなくまともに走れず。

9月24日土曜日、時間がなく走れず。外岩もまったりでした。

月日

曜日

距離 (km)

時間

時速 (km)

累積 (km)

備考

9月18日
9月19日
9月20日
9月21日

9月22日

9月23日
9月24日







100
-
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-
-
7.5
-

13:03:50
-
-
-
-
-

-

7.7
-
-
-
-
-
-

18,808
-
-
-
-

18,815
-

丹後ウルトラ
リハビリ

リハビリ

リハビリ

リハビリ

自宅

合計距離(km)

107.5

地球一周
到達度

46.9%

※体重;測定なし
※月間累積走行距離(9月);     153.9km


2011年9月24日土曜日

【FunClimb通信】久々の外岩「保塁岩」

この夏の本番はエイドのルートが中心だったので、ずいぶん外岩のフリーから遠ざかっていました。 
連休2日目、久しぶりに六甲山の保累岩を登ってきました。連休中ということもあり空いていて、とっても静かでした。  

2,3日前に痛めていた両足親指の爪が剥がれて、ウルトラマラソンの後遺症で足が浮腫んでいたりして、今日はほとんどクライミングになっていませんでしたが、まったりしながら時間楽しみました。こんな時間もいいですね。 
  
ちなみに朝夕ともランはやめときました。  


2011年9月23日金曜日

タイ料理用ハーブ、その後Ⅸ そろそろコリアンダーは秋まきか

9月も後半、コリアンダーの秋まきの時期になってきました。春に苗を買って育てたのにあっという間に成長して花が咲いて、枯れてしまい、結局料理に使うことができませんでした。後で調べると春は収穫時期が短いですね。 
種はきちんと取っておいたので、秋まきにかけます。ずっとこの時期を待っていました。  

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バジルは花芽を刈っても葉がどんどん小さくなり、もう終わりに近づいたようです。ここ数週間は花を咲かせて種を収穫しようとしていました。先日の台風で種が落ちてしまうのでまだ緑色の部分もありましたが花が終わったところをほとんど刈り取りました。種まきは来年4月、しばらくお預けです。残った葉は乾燥させます。  

 

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レモングラスは快調ですね。いつでもトムヤムクン状態です。越冬もちゃんとさせますよ。  




2011年9月22日木曜日

夏プロジェクト 後片付け

台風が過ぎて,今朝はとっても良い天気ですね。かなり涼しくもなりました。  



今年の夏プロジェクトでお世話になった本番用シューズを洗いました。左からウルトラ用、マラソン用、アルパインクライミング用。秋からは真ん中のマラソン用に活躍してもらわないといけません。  

今朝は、先日の丹後ウルトラの後遺症でまだ足が浮腫んでいるのでランニングは諦めましたが、これから朝ランがとっても気持ち良い季節ですね。 


2011年9月21日水曜日

【FunClimb通信】会員が50人になりました。

アルパインクライミングを中心に、気軽に参加してザイルパートナーを見つけるコミュニティをと、FunClimbクラブを数年前に設立しました。本名公開を最低限のルールとして当初はYahooのMLで交流をしていましたがなかなか活性化せず、会員も増えませんでした。  

この春から本名公開が原則のfacebookにコミュニケーションの場を移したら、先日会員が50人を越え、しかもアクティブに参加してくれる割合がずっと高くなりました。  
https://www.facebook.com/groups/FunClimb/  

ここ最近の増え方を見ていると100人越えもそう遠くはないと思います。めちゃくちゃ難しいところを登る人もいれば、のんびり縦走を楽しむ人もいて、いろいろな山を互いに認め合って自然を楽しむコミュニティに定着していったらいいなと思います。  

ということで、facebookのFunClimbクラブ、是非覗いてください。Google+でもこの手のグループ機能ができたら分室つくっちゃいますよ。 


2011年9月20日火曜日

台風15号ロウキー、心配ですね

台風15号ロウキー暴れてますね。 
今年は自然災害が続いていますが、被害がこれ以上大きくならないように祈るばかりです。   



15号のアジア名、Roke(ロウキー)は、男性の名前で命名は米国だそうです。どうしてアジア名なのに米国が命名しているのか、?です。 

2011年9月19日月曜日

マラソンの暑さ対策

丹後ウルトラの翌日の今日は、京丹後市の天気は雨ですね。
なぜレース当日だけ晴れちゃうのでしょうか。  

暑さに弱いわたしですが、今回二つの工夫をしましたが効果的でした。   

  • 帽子の裏側に、氷を入れるポケットを縫い付けました。ここにエイドで氷のかけらをもらって入れるのです。ほぼ次のエイドまでは持ちます。他の大会でポケットなしで氷を入れて帽子をかぶろうとしたのですがなかなかうまくいかなかったのでこの工夫をしました。頭が冷えると気持ちが維持できます。  

  • 小さなペットボトルにプッシュプルキャップを着けて、50km過ぎのデポ地点に置いておきました。このペットボトルにエイドで水をいれてもらって手に持って走りました。水は走りながら口に含んだり、脚や首筋にかけたり、次のエイドまで少しづつ使います。前回の大会で次のエイドまで水がなくてとっても辛く、コップに氷を入れてもらって持って走った経験からこのようにしました。ペットボトルホルダーのついたウエストポーチもいいのですが、軽いポーチが見つからなかったのと小さなペットボトルなので手で持つことにしました。  

暑さに弱いのに暑い時期の大会に出る人は、熱中症対策にいろいろ工夫した方がいいですね。  


2011年9月18日日曜日

【完走記】歴史街道丹後100kmウルトラマラソン2011

丹後ウルトラ、ゴールとっても感動しました。  

13:03:50、こんな遅いタイムでですよ。涼しかった一昨年の大会より1時間半も遅いです。でも、完走できたこと、ゴールできたことがとってもうれしく、まだ感動が収まりません。6月のサロマから始まったわたしの夏プロジェクト、最高の締めくくりとなりました(ウルトラ2本、フル1本、アルパイン2本)。 
 
今回、山で足の親指の爪を両足剥がし痛みが消えず厳重にテーピングして望み、前日雨だったのに当日は猛暑、水かぶりながら走っていたら足まで濡らしてしまい両足裏の靴擦れが90kmで破裂。途中から完走することだけが目的になりました。ひょっとしたら完走できない、自ら白旗上げてしまう、という恐怖を感じながら必死に足を前に出すことだけを続けました。  
  

ゴール閉鎖直前、ウルトラのゴール閉鎖は独特の重みがありますね   

歴史街道・丹後100kmウルトラマラソンは、毎年9月半ば開催なので、暑くなることが多く、コースは、前半高低差150mの峠越え2回、60kmすぎから400mの峠越え1回、その他に細かいアップダウンが続く過酷さで有名です。特に今年は台風2号の影響でコースが変更、後半65~80kmの間に250m、180m、130mと三つの峠越えが続き過酷さは増していたかもしれません。下りで太もも完全にやられました。でも高低差が多い分、日本海がとてもきれいなんです。    



丹後ウルトラのTシャツ、なかなかいいですね。

 

If you want be a new me, OVERCOME YOURSELF.


2011年9月17日土曜日

ランニング記録9月11日から9月17日 丹後ウルトラへ

今週は、先日の丸山東壁で両足親指の爪が剥がれかけて腫れ上がってしまったのでまったくランニングができませんでした。今月まだ50kmも走っていません。  

明日は、歴史街道丹後100kmウルトラマラソン。今回も駐車場でテント泊。未明4時30分スタートなのでもう寝ます。明日も雨が降ればいいのになぜか晴れそう。2011、わたしの夏プロジェクトはサロマで始まって丹後で締めくくります。どんなに暑くても、親指が痛くても完走だけはしよう。 



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9月11日日曜日、黒部丸山東壁から下山(黒部ダムまで)。

9月12日月曜日~9月17日土曜日、丸山東壁の登攀で、両足の親指の爪が剥がれそうで、親指がかなり腫れてしまったのでランはまったくせず。

月日

曜日

距離 (km)

時間

時速 (km)

累積 (km)

備考

9月11日
9月12日
9月13日
9月14日

9月15日

9月16日
9月17日







3.2
-
-
-
-
-
-

-
-
-
-
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-
-
-
-
-
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-

18,708
-
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-
-
-
-

丸山東壁下山

怪我で走れず
怪我で走れず
怪我で走れず
怪我で走れず
怪我で走れず
怪我で走れず

合計距離(km)

3.2

地球一周
到達度

46.7%

※体重;測定なし
※月間累積走行距離(9月);     46.4km


2011年9月16日金曜日

【夏山】黒部丸山東壁緑ルート

昨年、最後まで登り切れなかった黒部丸山東壁(岩壁の高低差400m、写真左)、9月10・11日でリベンジしてきました。  

前回は、最終ピッチでトップが大ハングを乗り越えようとした瞬間、アブミを掛けたハーケンが折れ、見事なバンジージャンプ。トップの戦意喪失、時間切れでそのままDNFとなりました。  

今年わたしは、まず前穂高屏風岩の東壁ルンゼを目指して準備してきました。が、入山直前で不本意なDNS。そのわだかまりを帳消しにするためにも、昨年の丸山東壁のパートナーの後輩M氏を説得して、丸山東壁に再挑戦することにしました。  

ただ、今年は、土日の天気が不安定で予定がずるずると延び、二泊三日ののんびり日程は組めず、一泊二日ホテル丸山ビバークの強行軍となりました。M氏のトレ不足も気になりますが、そこは時間をかければベテランなんで大丈夫と判断しました。  


上部大ハングを高度感を楽しみがら越えるわたし(M氏撮影)  

9月9日信濃大町に深夜到着、9月10日7時30分始発のトロリーバスで8時前に黒部ダムに到着しました。
それにしても、異常に暑い、ここが山の中とはとても思えない暑さでした。バス停から黒部ダムを下って下廊下を歩いて1時間で内蔵助谷出会いに到着しました。
しかしながら、あまりの暑さですべてがゆっくりになってしまい、テント張って、水を汲んで、食事をして、登攀準備が完了したのが10時半ごろ。さらに丸山東壁取り付きまでの移動で、丸山からの押し出しの途中から右のブッシュ帯に入る踏み後を見つけることができず、猛暑の中、とんでもないブッシュ漕ぎをして取り付きに辿り着きました。結局少し休憩して壁を登り始めたのが12時前になってしまいました。正直言って、この時点で暑さでかなりバテてました。  

丸山東壁緑ルートの取り付きへは内蔵助谷の登山道から丸山東壁の押し出しを上がっていくのですが、40~50M程度上がったら右のブッシュの中に入って細い涸れた沢筋を探し、それに沿って壁を目指して右上していくのが正解です。決して押しだしを詰めてはいけません。わたしたちは上部まで詰めてしまいひどい目にあいました。私たちの登った後はブッシュ帯に帰りに明確な踏み跡を作ったので楽勝だったと思いますが、踏み跡がないと多少のブッシュ漕ぎを覚悟した方がいいです。  


丸山東壁1ピッチ目をリードするM氏、スタートが遅くなってしまいました。  

初日の行程は、大ハング下のバンドまで実質6ピッチ、1ピッチ1時間で登ればぎりぎり明るい内に登り切れるかなと思っていたのですが、15時くらいまでは猛暑、さらに快適なビバークを目指して豊富な水と食料など荷物は相当重く、ルートを変な思い込みで迷ったところもあって5ピッチ目最後の50Mを残して完全に日が暮れてしまいました(たぶん19時)。 
バンドまでの最終ピッチは、ボルトラダーから右へフリー混じりのトラバース、最後は木登り、草付き。わたしが最初リードしたのですが、ロープが流れずトラバースが終わるところでピッチを切りました。このトラバースにとんでもない時間がかかったんです。安全地帯のバンドに着いて時計を見てびっくり、なんと22時になっていました。  

月明かりとヘッドライトだけで、ルート中のハーケンがなかなか見つからず、途中いい加減にハーケンを打って体重かけたら抜けたりして結局強引なフリーで抜けるなど試行錯誤の繰り返しでした(要するにルート外してます)。セカンドも通常のようにスピード上げて登ることは難しく、ただただ時間ばかりかかりました。
ちなみに、ギアといっしょにぶら下げていた非常用の小さなヘッドライトを腰にぶら下げて足下を明るくし、最近買い換えたばかり明るいヘッドライト(spot)を頭に着けて登ったのですがこれは有効でした(ハセツネのヘッドライトスタイルです)。  

ホテル丸山では、水も各自残り2L残っていて、洞窟でインドの香を焚いて、ウイスキー飲んで、お腹いっぱいになるまで食事して、シュラフカバーとマットで快適なビバークをしました。パートナーのMさん、なんとシュラフカバーではなくシュラフを持って上がっていました。こんな荷物ですから登攀スピードは上がらないわけです。  


8ピッチ目、バンドから大ハング下まで登るピッチです。Mさん慎重に登ります。  

前日夜遅かったこともあって、翌日バンドから最後の2ピッチに取り付いたのが7時45分ごろでした。すでにかなり暑くて最初の1ピッチ目はバテバテ。でも2ピッチ目の大ハングは日陰で高度感いっぱいの快適なオーバーハングのクライミングを楽しめました。ハングをセカンドで登ったM氏は、昨年ハーケンが折れた時点で何枚も写真を撮っていました。終了は11時30分ごろ(時間かかりすぎですね)、これで昨年のリベンジ完了。  

さてここからは懸垂下降で取り付きまで戻るのですが、懸垂下降2P目の大ハング下のバンドからの下降でわたしが右斜めに降りずに真下に降りてしまったため、緑ルートを外してしまいかなり冷や冷やしました。ただ、別ルートのボルトラダーがあったため、そこを利用して懸垂下降を繰り返し、少しずつ右斜めに移動して取り付きに戻りました。ボルトセット、ハーケン、十分な捨て縄、これさえあれば懸垂下降はなんとかなるのでいいのですが、思い込みでろくに下を確認せずに懸垂下降したのは大きなミスでした。  

このトラブルで懸垂下降にも時間がかかったので、取り付きに二人とも降りたのが14時30分ごろ。そこから内蔵助谷出会いのテントにもどって後片付けして出発したのが16時。最終バス1730に間に合うように、重い荷物を担ぎながら必死で下の廊下を歩いて、ダムを登って結局1時間ちょっとで黒部ダムのトロリーバス乗り場に到着しました。少し余裕で間に合いました。今回の登攀、全体的にだらだらと登った感があるのですが、この黒部ダムまでのダッシュは一番真剣に必死で行動したと思います。  

二年かけてやっと丸山東壁登れました。歴史を感じながら高度感いっぱいでとっても楽しい岩登りでした。この緑ルート、これからもアルパインクライミング愛好家に長く登ってほしいです。
今回の反省点は、たとえ登ったことのあるルートでもへんな思い込みをせずに十分ルートを確認して、登ったり懸垂下降をしたりすることだと思います。思い込みが時間を浪費し、事故につながっていくことを強く感じました。  


【登攀装備】
  • 小型のアマ無線を持っていきました。これがないともっと時間がかかったはずです。沢の音がうるさくて声が通らない壁なので、ここでは必須です。小電力のトランシーバはちょっと岩影に入ると繋がらないのでアマ無線をお勧めします。イアホンのコードが引っ張られてコネクターが外れることがあるので、しっかりテープで固定してしまった方がいいです。
  • 用意していたインチキ棒、1回だけ使いました。2ピッチ目の草付きがとっても悪く、古い残置スリングが垂れ下がっているのですが、これに体重なんてとてもかけられません。ハーケンも打てるところがなく、結局残置スリングか草をホールドに次のピンまで3M登るしかありません。さすがにリードでそれはできないので、秘密兵器の折りたたみ傘の柄で作ったインチキ棒を使ったわけです。ただ、アブミの最上段にのっても届かなかったので、さらに短いスリングをセットして足を入れインチキ棒のフィフィをなんとか上部のボルトに引っかけました。その後、セカンドが迅速に登れるように2連結の長いスリングをセットしました。でも、きっとこの箇所は草付きの中を探すとピンがあるのでしょうね、悪すぎます。
  • 途中までしか入っていない古いハーケンは要注意です。昨年私たちが敗退したのはまさにそれにタイオフせずに体重かけてしまったからです。今年も翌日登った知人のパーティが同様にハーケンが折れてフォールしたようです。タイオフ用の細くて短いスリングが活躍しました。途中まで入った古いハーケンは面倒でもこまめにタイオフしないといけないですね。
  • バンドからの下降点に一つボルトを追加しました。ついでにロープが流れるように、スリングにリング等をセットしています。ただ、新規のボルトは完全に首まで入っていません。でもこの下降点はこれでかなり安全率高くなったはずですよ。この下降点からは草付きを越えたら右斜めに降りてください。でないとルートから外れます。
    懸垂下降で間違ったところを降りるようなことも考えて、重いけどボルトセット、ハーケンと十分な捨て縄があると安心です。
  

ルートの詳細は、以下をご覧ください。              




 
左の写真は1ピッチ目(リードはM氏)。1ピッチ目は最初はフリー、その後ボルトに沿って右上、そのまま右に行かず途中で左上してレッジにトラバースします。このピッチ濡れていることが多いので、前日午後乾いている時にフィックスロープ張ってしまった方がいいかも。
右は2ピッチ目。上部の草付きが悪いです。わたしはインチキ棒を使って草付きをだましだまし登るのは避けました(怖くてできません、そんなこと)。


 
3ピッチ目(リードはM氏)。このピッチは前半にある三日月ハングの下まで登ります。ビレイポイントから数メートル右から登るのがポイントです。

 
左は3ピッチ目三日月ハングに迫るM氏。このハングの直下でアブミビレーとなります。このピッチからすべてアブミビレーなので足や腰が痛くなります。右は4ピッチ目、三日月ハングを乗り越えるところを上から見たところです(リードは私)。このハングはピンの間隔が短いので簡単です。今回ハングのすぐ上でピッチを切ったのですが、その10M上でピッチを切った方が後のピッチには好都合でした。

 
左は5ピッチ目を登り始めるM氏。この後わたしがセカンドで登り切るころは真っ暗になりました。右はわたしが真っ暗の中6ピッチ目のトラバースをした後ピッチを切って、交代したM氏がバンドまでの最後のピッチを登るところです(7ピッチ目)。最後に木登りする松の木には目を光らせたフクロウがいました。
夜間登攀、初めてでしたが時間がかかります、高度感はまったくないです。時間はかかりましたが体力の消耗は無かったと思います。夜でも特に焦らずに登れたと思います。


 
バンドにある洞窟「ホテル丸山」に腰を下ろして落ち着いたのはなんと22時半でした。まずはウイスキーのストレート、それから食事して夜遅くに寝ました。シュラフカバーのわたしは夜明け前は少々寒かったのですが、日が照り始めると気温は急上昇です。もうこれ以上寝れないところまで寝て明るくなってから行動開始しました。

 
左は下から8ピッチ目、最初かぶり気味のルートです。これを登り切ると9ピッチ目、いよいよ核心部の張り出し5Mの大ハングを越えます(右の写真)。今回はわたしがリードです。昨年触れなかった大ハングを登ります。


大ハングの3ピン目のボルトが遠いです。残置スリングがかかっていますが、それは一切触らずクリップ。でも初登者は本当にこんな遠いところにボルトを打ったのですか? ちょっと信じられないです。

 
あとは高度感を味わいながら、快適にハングを越えていきます。


ハング越えの最終段階、気を抜かずに小まめにランニングビレーを取っていきます。

 
左はM氏が9ピッチ目をセカンドで登っている途中に撮影した上から見たところ。400Mの高度感です。右はハングを越えたところの終了点でビレイする私です。本当はこの上に2ピッチあるのですが、木登り混じりのピッチであまり登られていません。


終了点からいろいろトラブルもあってやっと降りてきたわたし、放心状態です。疲れました。


2011年9月15日木曜日

サンライズ瀬戸

高松から東京に移動。そうであれば、サンライズ瀬戸しかないです、わたしには。  



今夜(今朝)は電車型寝台列車「サンライズ瀬戸」で東京に移動しています。  

サンライズ瀬戸は、ブルトレではないのは私には物足りないのですが、数少ない寝台列車ですから無くならないうちにできるだけ乗っておこうと思います。移動時間をこんな風に楽しめるって貴重ですよね。ただ。本日ガラガラなんで今後がちょっと不安。 
今夜はずっと鞄の中に入れていてなかなか読み終えない妻から借りた小説を読みます(早く返せと督促されているので)。 


2011年9月14日水曜日

高松で

高松で仕事が終わった後、列車に乗る前に駅の周りを少しだけぶらぶらしました。  

 

高松港にちょうど小豆島からフェリーが入ってくるところでした。小豆島・フェリーというと小説「八日目の蝉」のシーンを思い浮かべてしまうのですが、あれは高松ではなくて岡山側の港でした。 
昼間は真夏のように暑いですが、夜は多少秋らしいですね。


2011年9月13日火曜日

ちょっとやばい、親指の爪

先日の本番クライミングで、両足の親指の爪が死んでしまいました。現在爪は真っ白、親指は腫れ上がっています。どうやら化膿してしまったよう。

アルパイン用のクライミングシューズが少しだけ親指の爪があたっていて(爪が上向いてるので仕方ないのですが)、長時間はき続けて最後に岩の取り付きからの下り道で完全に爪が死んでしまったようです。
この日曜日、ウルトラマラソンがあるのですが、それまでに痛みが抜けるか。かなり心配になってきました。医者に行っても爪はがされそうで。いずれにしても今は走るなんてとても無理。



2011年9月12日月曜日

9月にこの暑さ(須磨定点観察)

9月なのにこの暑さはいったい何なんでしょう。
毎月一度、JRの須磨駅から眺める須磨海岸は海の家は当然もう無くなり静かなんですが、ぎらぎらと夏の海を見ているようです。  



今週の週末は丹後のウルトラマラソン、気温が下がるように雨乞いしてます。マラソン前にこんなに不安になるのは初めてかも。



2011年9月11日日曜日

ホテル丸山へようこそ

ホテル丸山は、五つ星ホテル?  

黒部の丸山東壁緑ルートを登ってきました。  

この土日は暑くて、岩に取り付くのが遅くなってしまい、さらにビバーク用具や水など荷物が重くて、ホテル丸山に着いたのは夜も遅くになってしまいました。 

香を焚いて、ウイスキー飲んで、しっかり食事もとって、これでは荷物が重くなるわけです。  


ホテル丸山は丸山東壁の上部にある洞窟  


ホテル丸山の朝、洞窟から見た黒部の山々  


ホテル丸山から2ピッチ目、大ハングを越えます(M氏撮影)  

この山行の詳細は後日アップします。


2011年9月9日金曜日

今シーズンラストチャンス 丸山東壁にこれから向かいます

新宿から「あずさ」に飛び乗って、黒部に向かっています。 
どうしてこういつもぎりぎりなのか、今日は特別やばかったです、ダッシュしたので汗がなかなか引きません。  

黒部丸山東壁は、昨年最後まで登り切れなかったので、再挑戦になります。今年は土日の天気が不安定だったりして、なかなか山に登らせてもらうことができませんでした。この土日はなんとか大丈夫そうですね、今シーズンのラストチャンスになります。  
今回は日程が短いので、初日から岩に取り付いて途中「ホテル丸山」でビバークします。翌日早朝に登り切って下山の計画です。ちなみに今晩は信濃大町駅の駐車場で野宿。   

今度こそ山楽しんできます。  



ランニング記録9月4日から9月10日 今週はサボり

今週は、18日の歴史街道丹後100kmウルトラマラソンに備えてもっとも走り込まないといけない週だったのに、思ったように走れませんでした。 ウルトラは直前にどうのこうのしても余り変わらないですから気にはしていないのですが、ウルトラ後しばらく走れないので月間250kmに到達しないのではないかとちょっと不安。   

とはいえ、今は、明日からの黒部丸山東壁のことで頭がいっぱい、まずはこちら。  



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9月4日日曜日、台風の影響で天気はよくなかったのですが、そろそろ走らないといけないので雨の中走る。

9月5日月曜日、まだ台風の影響が残っていますね、曇り空の下を走る。

9月6日火曜日、時間がなく走れず。

9月7日水曜日、時間がなく走れず。東京に移動

9月8日木曜日、久々の代々木公園ラン。

9月9日金曜日、代々木公園も今日はちょっと蒸し暑い。夜、黒部に移動。

9月10日土曜日、黒部ダムから丸山東壁へ移動。登攀開始予定。

月日

曜日

距離 (km)

時間

時速 (km)

累積 (km)

備考

9月04日
9月05日
9月06日
9月07日

9月08日

9月09日
9月10日







10.0
10.0


10.0
10.0
3.2

1:04:00
1:00:00
-
-
-
1:00:00
-

9.4
10.0
-
-
-
10.0
-

18,671
18,681
-
-
18,691
18,701
18,704

自宅

自宅


代々木公園
代々木公園
丸山東壁(予定)

合計距離(km)

43.2

地球一周
到達度

46.7%

※体重;測定なし
※月間累積走行距離(9月);     43.2km


2011年9月8日木曜日

久しぶりの代々木公園

しばらく東京で走っていませんでした。久しぶりの代々木公園、木陰に入ると涼しいですね。秋の気配を少しだけ感じます。  

これから12月まで、季節が夏から冬へ変わっていく代々木公園はとても素敵です。楽しみです。  
 

2011年9月7日水曜日

札幌豊平川が、、、、台風12号タラス

札幌に行くといつもランニングする豊平川がたいへんなことになっています。 台風12号タラスは北海道まで被害をもたらして、とんでもないヤツでした。  






2011年9月6日火曜日

急に涼しくなりました

急に涼しくなりましたね。
こうなってくるとランニングがとっても楽しくなるのですが、今週末は黒部の山に行くのでまだしばらくは暑くていいのに。珍しく仕事がたまって朝ランする時間もないし。

季節の変わり目っていいですよね。
さあ頑張って仕事片付けて、明日は無理でも明後日は朝ランしよう。


2011年9月5日月曜日

秋からのマラソン予定

早くも今シーズン秋以降のマラソンの予定がほぼ決まりました。
どの大会もだんだんエントリーの開始時期が早くなるので気をつけていないとたいへん。わたしはあとは京都マラソンの抽選結果を待つだけです。

  9月 歴史街道丹後100kmウルトラマラソン
11月 大阪・淀川市民マラソン
    神戸マラソン
 3月 京都マラソン・東京マラソン申し込み中
     落選したら篠山ABCマラソン(申し訳ないです)
  4月 長野マラソン

関西、マラソン大会増えたので、市民ランナーは忙しいよね。


2011年9月4日日曜日

【山グッズ】アプローチシューズ

岩場のアプローチはずっと、引退させたランニングシューズを使っていました。とにかく軽いのが一番なんで。でも登攀後帰りにガレ場や沢筋を下るとき人一倍遅くなってしまうのですね。底のすり減ったランニングシューズでは。最近、そんな場所で怪我した話も聞いて安全のためグリップ力のあるアプローチシューズを購入しました。



山道具マニアの方々の意見を聞いてファイブテンの「ガイドテニー」を購入しました。本当だったら、「ファイブテニー」というのが一番軽くてよかったのですが、現在日本では在庫がないみたいで手に入りませんでした。このシリーズ、比較的軽くて靴底のラバーがクライミングシューズと同じ素材なので岩場でのグリップ力があります。アルパインでそのままこのシューズで登る人もいるみたいですね。  

ちなみにこのシューズ、今週末の黒部丸山では使いません。ここはシューズを担いで登ることもないしガレ場も短いので縦走に使う普通の山靴で行きます。ガイドテニーを初めて使うのは沢筋がアプローチとなる御在所かな。  



2011年9月3日土曜日

ランニング記録8月28日から9月3日 札幌そして台風12号タラス

今週はなんといっても猛暑の北海道マラソンにノックダウンされました。噂には聞いていましたが、ほんと暑かった。  

でも北海道での滞在期間が長かったので大好きな豊平川をいっぱい走れてとっても楽しい北海道でした。  



後半は神戸にもどって、1日も走れず、山も中止。この台風タラスはあんまりでした。来週は、仕事もランニングも山もばっちりいきたいです。  



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8月28日日曜日、北海道マラソン、暑くてサブフォーぎりぎりでした。

8月29日月曜日、走れないことはなかったのですがさすがに休養にしました。

8月30日火曜日、朝、夜、豊平川を走りました。

8月31日水曜日、豊平川を遡って真駒内アイスアリーナ往復しました。

9月1日木曜日、時間がなく走れず。

9月2日金曜日、体調悪く走らず。

9月3日土曜日、台風12号タラスの影響で走れず。

月日

曜日

距離 (km)

時間

時速 (km)

累積 (km)

備考

8月28日
8月29日
8月30日

8月31日

9月01日

9月02日
9月03日








42.195
-
8.0
8.0
19.1
-

-
-

3:54:42
-
-
-
-

-

-
-

10.8
-
-
-
-
-
-
-

18,626
-
-18,642
18,660
-
-
-

北海道マラソン


札幌 豊平川 朝
札幌 豊平川 夕
札幌 豊平川 朝

週間合計距離(km)

77.3

地球一周
到達度

46.6%

※体重;測定なし
※月間累積走行距離(8月);  280.4km
              (9月);     0.0km

2011年9月2日金曜日

長野マラソン2012 優先エントリー

来年4月に行われる長野マラソン2012の優先エントリー申込書が送られてきました。  

中止になった今年の長野マラソン参加者は、優先的にエントリーできることは事前にアナウンスされていました。どんな方法で優先エントリーするのかと思っていたのですが、昨年の参加者に専用の参加料振り替え用紙を郵送してそれで申し込みをするという形でした。この振り替え用紙は本人以外が使っても無効とのことですので名前のチェックはするのでしょうね。  

ということで、今シーズン最後のレースとして、長野マラソン エントリーします。  


2011年9月1日木曜日

今週末の丸山東壁は延期

この台風12号タラスは、あまりにひどい。
見事にわたしの山の計画を台無しにしてくれました。

現在、パートナーと検討中ですが、来週行けるとするとおそらく
壁を途中まで登ってバンドにある洞窟「ホテル丸山」でビバーク、2日目早々に大ハングを登って下山というパターンになりそう。ビール飲めない辛い夜になるのでこれは避けたいが、どうしようか。