しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2012年9月30日日曜日

ランニング記録9月23日から9月29日 9月は300km越え

今週も思ったほど走れませんでした。

このあと日曜日に台風が過ぎ去った後走って、なんとか久しぶりに月間走行距離が300kmを越えました。10月も300km越えたいですね。




2012年9月29日土曜日

【FunClimb通信】秋の六甲山保塁岩

台風が近づいて不安でしたが、早朝から、六甲山保塁岩で登ってきました。

今回は、FunClimbクラブ(詳しくはこちら)の外岩経験の少ない二人といっしょなので、入門メニューでした。一人は、西稜ハングをトップロープのあと、リードしてましたから大したものですね。懸垂下降やその他基本的なこと覚えてもらって早く色々なところに一緒に行きたいですね。



2012年9月28日金曜日

【山グッズ】新しいBDのマイクロカム


ブラックダイヤモンドからマイクロカムの新製品が来年春にリリースされるそうです。


最近キャメロットC3を揃えたばかりなので、いままでマイクロカムはヘッド3つだったのにヘッドが4つの新製品が出てくると”どうしてかな”とちょっと不安になりますね。サイズは6種類、1セット揃えないと気が済まない人はまた出費が嵩みますね。

2012年9月27日木曜日

【山グッズ】気になるヘッドランプ-NAO

ちょっと気になる山グッズ。
まだ買っていませんが、ペツルのヘッドランプNAO。詳細はこちらを。

センサーがついていて、周囲の光を感知して光量とビームパターンを調節します。これは夜間登攀やトレランにはとってもいいかも。そのパターンはPCでカスタマイズもできます。ついにヘッドランプもこんな時代が来たんですね。

電池は専用の充電式バッテリー、バッテリー切れの際は電池でも可能。学生時代のような長期間の山行でない場合は充電式の方がいいですね。


2012年9月26日水曜日

ASIA 2012

最近、よく来日するので今回はパスしようと何度も思うのですが、ついつい行ってしまうASIAのライブ。ジョン・ウェットン(b,vo)は今年、ソロ、UKと続き3回目(正確にはUK2回見ているので4回目)。さらにスティーヴ・ハウ(g)、ジェフ・ダウンズ(key)は今年のYESのライブに続いて2回目。
今日の主役はカール パーマー(ds)、今夜もカールパーマー(元EL&P)のドラムは現役でした。彼のドラムソロはほんと楽しい、この手のライブのドラムソロは長いと退屈しちゃうことが多いのですが、彼のドラムソロは毎回おもしろい。カールパーマーのドラム聴きたくてASIAのライブに来ているようなものですから。


セットリストは毎公演変わるようですが、たぶん東京・渋谷公会堂初日公演(9/24)のセットリストと同じだと思います。アンコールのSole Survivor、Heat Of The Momentは好きな組み合わせでした。

Intro
01. Only Time Will Tell
02. Wildest Dreams
Kimitachi Saikodayo
03. Face On The Bridge
04. Never Again
05. Time Again
Ariggato
06. Tomorrow The World
07. Steve Howe Accoustic Solo : Masquerade
08. Steve Howe Accoustic Solo : In The Course Of The Day
09. I Know How You Feel (John's vocal & Geoffrey's keyboard)
10. Don't Cry (John's vocal & Geoffrey's keyboard)
11. The Smile Has Left Your Eyes Part 1 (John's vocal & Geoffrey's keyboard)
12. The Smile Has Left Your Eyes Part 2
13. Holy War
14. Carl Palmer Drum Solo
15. An Extraordinary Life 
16. My Own Time (I'll Do What I Want)
17. Open Your Eyes
(encore)
18. Sole Survivor
19. Heat Of The Moment
再結成後の近年曲は6曲、うち新曲3曲。

こんな映像見つけました。初来日の(この時は一時的にボーカルは元ELPのグレックレイク)、映像です。学生のころ大阪城ホールで興奮した待望の初来日でした。

2012年9月25日火曜日

毎年雪山シーズンが近づくとほしくなるもの

毎年、雪山シーズンが近づくとほしくなるものがあります。
ただ、未だに買ってません。キャノンからやっとミラーレス1眼出て来ますね。なかなか良さそう、でも高そう。



2012年9月24日月曜日

週末ハーブ栽培&エスニック9月23日 ナメクジまた出て来ました

数週間前に種を蒔いたレタス、折角たくさん芽が出て来たのに涼しくなったこともありナメクジが出没してほぼ全滅してしまいました。まともに残ったのは写真の左端の一つだけ。
急いでナメクジ対策しましたが、他の種の発芽はもうなく、結局再度種蒔きました。




ハバネロってまだまだ新しい実をつけます(左)。ピーマンや唐辛子はもう終わりが近づいているのに、ハバネロは茎を伸ばして花を咲かせてすごい生長力です。赤くなったら小さく刻んで乾燥させて保存していきます。
秋まきパクチー(コリアンダー)、まだ小さいですが、葉がいっぱい出て来てもう摘めるようになりました(右)。
 

スイートバジルは今シーズン二度目のバジルペーストにしてみました。葉が生い茂ってくるので古い葉から摘んでペーストにして冷凍保存します。ペーストの味付けは思ったより難しいです。なかなか青臭い(草臭い)のが消えません。今回は松の実とニンニクを増やしてみましたが最後に入れる塩が多すぎたような。枯れるまであと一回ペースト作りできると思います。

庭で採れた太く成長したレモングラス(左)、これと庭のパクチーを使って、夕食はトムヤムクン(&秋刀魚)。レモングラスが昨年より立派に育ったのでかなり良い感じです。
 


2012年9月23日日曜日

ランニング記録9月16日から9月22日 丹後ウルトラ後一週間

結局、丹後100kmウルトラマラソン後は、剥がれかけた二本の足指が化膿して腫れ上がり走れませんでした。今回、脚の方の疲れは3日でほぼ抜けましたが、ちゃんと靴紐締めなかったので結局この様です。来週から減量&走り込みモードに入れるよう、努力していきます。



2012年9月22日土曜日

ローカル線の旅、初秋の五能線

青森に連泊して、今日はお気に入りの五能線に乗りました。五能線は昨年の初冬、今年の厳冬期と続いて今回で3回目です。何度来てもこのローカル線は青森から秋田まで、津軽平野、日本海とすばらしいです。

今回は前回と同様に「リゾートしらかみ」を利用しました。JRのみどりの窓口で、先頭車両の海の見える方の席にしてとお願いしたのに見事逆でした。まあ、それほど混んでいなかったのでそれはいいのですが。もう少し時間があれば普通列車乗り継ぎの方が旅情があっていいです。





収穫時期間近のりんご園、まさに収穫時期の田園、その向こうに津軽富士(岩木山)がとってもすばらしい。



リゾートしらかみでは海が見えるまで先頭車両で津軽三味線の演奏があります。その後海がずっと右手に見えて列車は海岸間近を進んできます。

秋田から来たリゾートしらかみはとっても混雑していました、人気の列車です。秋田に着くと、40分ほどで空港行きバスに乗らないといけないので、大急ぎで秋田のB級グルメ横手やきそばいただきました。


2012年9月21日金曜日

ローカル線の旅、津軽半島竜飛崎

仕事が午前中に終わったので、青森まで来てそのまま帰るのはもったいなく、いつもの癖で青森からローカル線の旅を楽しむことにしました。

今日はJR津軽線に乗って津軽半島の先端、竜飛崎(龍飛崎)にタッチしてきました。

蟹田までは電車なのでちょっと雰囲気出ないのですが、そこから1両編成のディーゼルカーに乗り換えて終点三厩までまさにローカル線、のんびりと移動します。終点に着くとバスに乗ってやっと竜飛崎、青森から2時間40分ほどの旅です。


青森駅から蟹田まで電車で移動。ここで1両編成のディーゼルに乗り換え

終点の三厩からバスで竜飛崎まで移動、いつの間にか客は私だけでした。 


竜飛崎では最終バスの時間の関係でたった30分ほどしか滞在できなくてちょっと慌ただしかったのですが、高校生のころから興味があった津軽線で竜飛崎に行くことができて、満足できました。次チャンスがあれば、やっぱり冬来てみたいですね、バス動いていないと来れないですが。

竜飛崎の北にある帯島から津軽海峡の向こうに北海道が見えます(左)。石川さゆりの津軽海峡冬景色の歌碑、ボタン押すと歌流れてきますが、ボリュームがちょっとでかい(中央)。風の強い竜飛崎は風力発電されてます(右)。


2012年9月20日木曜日

走りたくても走れない

丹後ウルトラの脚の疲れはかなり抜けたのですが、 ランニングができません。

左足の爪二つ剥がれかけで化膿してしまい腫れ上がって痛くて走れないのです。

レース中、つま先部分の靴紐の締め方が甘いことがわかり、足指に靴擦れができてきたので右足だけ締め直したのですが、左足は面倒でそのままにして走りました。碇高原の高低差400mの下り、左足の2本の爪がシューズに当たり続け、完全にいってしまいました。

まめに対処していかないと、その代償は大きいです。
土曜日の朝(@青森)までには走れるようになっていてほしい。


2012年9月19日水曜日

【完走記】歴史街道丹後100kmウルトラマラソン 2012

3回目の歴史街道丹後100kmウルトラマラソン、灼熱の中、今年も完走できました。

普通の人から見れば、バカじゃないのと思われるこの距離と高低差、さらにこの気温と湿度。スタート出来て、そしてゴールまで出来たこと、自分の健康や家族、、わたしには縁遠い存在ですがこんな機会を与えてくれる神様に感謝しなければならないと思うのです。



毎回、丹後のゴールはめちゃくちゃ感動します。今まで出たフルマラソン、ウルトラ、トレランの中で、この大会の感動が特別に大きいです。今回も未だにゴールの興奮が冷めません。
苦しいけど、また出たくなりそうです。


今年の丹後は、特別暑かったそうです。わたし自身も、過去2回の参加とは比べものにならないくらい暑く感じました。スタート時点で最高気温32度、湿度90%とのことでした。前日から暑くて夜も蒸し暑くて寝苦しかったんです。


4時30分にスタートする会場に集まるランナー。未明なのに涼しくないです。


2009年初めてこの大会で100kmウルトラを経験しました、タイムは
11:29:01。サブテン目指してフルをサブフォーで抜けてこのまま行けると思ってましたが、60km過ぎから急に脚が重くなり、そこから400mの登りでノックダウンされました。ゴール間際で併走した60kmの部参加のベテランランナーと会話したのですがこの年は例年に比べて涼しかったそうで、いつもはこんなんじゃないとのことでした。この大会でサブテンってそんなに簡単に取れないよと忠告されました。そして併走しながら、もっと体絞らないと言われてしまいました。その方、以前はサブスリーランナーで丹後100kmも何度も走ったそうです。でも、はじめてのウルトラのゴール、それはもう感動しました。

感動はあったけどこんな苦しい大会二度と出るかと思っていたのですが、1年おいて、昨年(2011年)、初参加のサロマが不完全燃焼だったので再び丹後ウルトラに参加しました。タイムはなんと初回よりも1時間半も遅い13:03:50、こういった大会に出るようになって初めてゴール閉鎖(14時間)を意識しました。でも初回よりももっとゴールに感動したんです。コースが、確か6月の豪雨で土砂崩れがあり変更になって例年よりも厳しくなったこともありますが、それ以上に膝上の大腿部の筋肉がレース途中から痛くて下りが走れず、歩いて下るという悲惨な状態でした。レース中歩くのは格好悪いとすべての登りを無理に走ったため、こんなに痛みが出たのだと思います。

今年2012年、サブテン確実と自信をもって再び参加したサロマでしたが、10時間30分をやっと切れるタイムに終わりました。あまりの不甲斐なさに罰ゲームとして丹後ウルトラに参加することにしました。
でもその後、サロマの疲れがなかなか抜けないし、山に何度行っても疲労が溜まるばかりで夏中ずっと疲労感がありました。年齢的にそろそろ体の変化が起こる時期かもしれません。この状態では11月の大切な大阪・淀川市民マラソン団体戦に悪影響及ぼしそうで、丹後ウルトラの参加をずっと悩んでいました。でも「わたしは一度もDNSをしたことがない」という女性のネットの書き込みに刺激を受けて、「参加しなくてはいけない」という方向になんとか自分を追い込みました。タイムは気にせず完走だけを目的に、登りはきつかったら無理せず歩くというマイルールでスタート地点に立ちました。
記録は11:34:54、初回よりも遅いですが、昨年よりは1時間半近く早いです。この暑さの中でこのタイム、とっても満足しています。そしてレース後、これまでのウルトラよりも体が動いて疲労感もそれほどではありません。

ちなみに今大会100kmの部は出走、完走率等は、。
エントリー2,008名 出走1,838名 完走843名 完走率45.9%
だったとのこと。完走率は過去最低。

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レース前日、丹後の受付会場に日暮れ前に到着しました。いつものウルトラのようにテント泊、でもこの夜は蒸し暑くて寝苦しかったです。


レース当日は2時起き、4時30分にスタートしました。
みんなテンション高いけど、未明になんでこんなに蒸し暑いのか、わたしはどうなるかとっても不安でした。

不安は的中、夜が明ける前から汗が噴き出し、辛いレースが始まりました。
暑さ対策して、まずはスタート時点から日焼け止めを白くなるくらい塗り(焼けるのはいいのですが、日焼けは体力消耗が激しいので)、帽子には首筋に直射日光が当たらないように日よけをつけて日本兵スタイルで望みました。
暑さがピークになったころ、荷物をデポしてくれる56kmのエイドステーションに到着しました。ここで、再度日焼け止めを塗り直し、空の500mlのペットボトル(蓋は直接吸い出せるものに交換してます)をセットしたウエストポーチと、サングラスを装着しました。これで生き返りました。
サングラスはそれまでのまぶしい灼熱の状況を気分的に和らげました。そして何よりも、後半約2.5km間隔にあるエイドは暑いととっても遠くに感じて意識朦朧としてくるのですが、帽子の裏に作ったポケットにエイドで氷を入れ、ペットボトルに補給した水を首筋からかけながら次のエイドにつなげていったのが効果的でした。さらに、氷を直接背中にも入れて徹底的に体を冷やすことに注力したんです(ウエストポーチのベルトで閉まっているので氷は落ちないです)。

嫌いなスポーツドリンクもエイドで無理に飲み続けたのですが、トイレに何度も行くことになり、自発的脱水症状になりつつあったかもしれません。エイドで梅干しや塩も口にして、ぎりぎりのところで私はゴールできたようです。
実感として、暑いレースは、水分補給も限界があるので、体を冷やす工夫がとっても大切なような気がしました。エイドだけに頼って参加したランナーはたいへんだったと思います。


ゴール手前、ランナーはずっと地元の人に応援を受けながら、そして最後の1kmは間近で地元の方々に祝福を受けながらゴールに向かいます。


このゴール本当に感動するんですよ。どうやって言葉で表現したらいいのかわからないのがとても悔しいです。


丹後ウルトラの参加賞のTシャツと完走メダル。
この大会のグッズは結構おしゃれで気に入っています。いろいろな意味でこの大会は良い大会ですね。
自分の過去のブログを読み返すと、初回参加のときは参加者は約1000名、2回目参加の時は1500名、今回は2000名参加だったそうです。次回はもっと参加してほしいです。苦しいけど景色は格別、おばあちゃんの応援がとっても素敵です。感謝の気持ちが込み上げてくる大会です。




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来年もたぶん、走っていると思います。


2012年9月18日火曜日

週末ハーブ栽培&エスニック パクチー・ハバネロなど

秋まきパクチー(コリアンダー)がかなり大きくなってきました。
もう少しで摘めるようになりそうです。まずはフォーにパクチーを山ほどのせて食べようか。




ハバネロの実がどんどん生ります。いっぱい冷凍保存しても使い勝手が悪いので、左の写真のように刻んで乾燥させることにしました。ハバネロは水分が多いので実のままではうまく乾燥できずカビが生えてしまうそうです。ただ、刻む際にハバネロの種を取るときに激辛の汁が飛ぶみたいでその刺激で目が痛くなったり、咳が出たりしますので慎重に扱う必要ありです。
右の写真は、ホーリーバジルの葉を試しに乾燥させているところです。スイートバジルは乾燥させても十分料理に使えたのですが、ホーリーバジルはさて使い物になるかどうか? バジルペーストには少々草臭くて合わないですね。

 


2012年9月17日月曜日

ランニング記録9月9日~15日 ウルトラ前一週間

丹後ウルトラ前ですが、火曜日まで走り込んで、今月の月間走行距離を、152.4kmとしました。これに加えて日曜日の丹後ウルトラを走って今月は月間目標の250kmを早々に越えました。

この週は走り込んだ後に、スポーツ整体で、少々走りすぎて脚に蓄積した疲労を抜き、カロリー制限は火曜日の夜までとしました。カーボローディングは金曜日の夜から始めました。カロリー制限で体は飢餓状態ですから、
カーボローディングはかなり効果的だったはずです。




2012年9月16日日曜日

灼熱の丹後100kmウルトラ、完走できました

灼熱の歴史街道丹後100kmウルトラマラソン、完走できました。


この大会だけです、ゴールで涙が出るのは。こんなレースに参加できて、しかもゴールまでできる、あらゆることに感謝するのみです。

まるで今日は、サウナの中を走っているみたいでした。
タイムは11:35、満足してます。

わたしの熱中症対策など今日の詳細は後日まとめます。


2012年9月15日土曜日

明日、歴史街道丹後100kmウルトラマラソン走ります

今年の夏は疲れの抜けが遅く、こんな状態で9月にウルトラ走ったら11月の大切なレースが台無しになるのではずっと参加を悩んでいました。

で、やっと本日決心がついて、明日、3回目の歴史街道丹後100kmウルトラマラソン走ることにしました。
今年は特別に暑いです。夜になってもとっても蒸し暑い。明日は最初から苦しいとは思いますが、完走だけを目的にじっくり走りたいと思います。でも60kmすぎからの400mの登りがとっても不安です。




2012年9月14日金曜日

【山行記録】錫杖岳前衛壁

人気の錫杖岳前衛壁、8月25日~27日に登って来ました。

今回は、FunClimbクラブ(詳しくはこちらのHさん、Kさん、前半2日だけ参加のAさんの4人パーティです。テント場では一日早く入ったNさん、Cさんパーティとも合流。

登ったルートは以下のとおりです。第3ルンゼは核心部はほぼ濡れていましたが、あとは天気もよく快適なフリークライミングを楽しめました。

8月25日  第3ルンゼ(Hさん、榊原)
      第1ルンゼ(Aさん、Kさん)
8月26日  注文の多い料理店(Aさん、Hさん、榊原)
8月27日  左方カンテ(Hさん、Kさん、榊原)


錫杖岳前衛壁全貌 登山道を必死で上っていくと前衛壁がやっと見えてきます。これが見えるとテント場は近いです。右の深く切れ込んでいるのが第3ルンゼ。


第3ルンゼ 冬シーズンの下見を目的に登りました。核心部はべったり濡れていたので人工交じりで登らざるを得ませんでしたが、狭いルンゼの中をよじ登るという独特の雰囲気が楽しいです。浮き石の状態は思ったほど悪くありませんが、懸垂下降時はロープがチョックストーン周辺など岩の隙間にひっかかりそうで注意が必要です。
冬は完全なミックス登攀、楽しみです。


第1ルンゼ(Aさん撮影) 聞くところによると正規のルートでないところをフリーで登ったようです。さすがAさん、詳細はAさんに聞かないとわからないです。

注文の多い料理店(核心部Aさん撮影) このピッチはセカンドでしたがとにかくびびりました。ただ、このルート、重いけど大きめのカムさえ十分持っていれば安全に登れますね。


左方カンテ 気持ちいいルートでした。3ピッチ目の核心部は背が低いとなかなかガバに届きません。そんなわけで届かない右手を手前の小さなカチをごまかしごまかし掴んで左手でガバとって抜けれました。ここが一番心配だったピッチです。


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詳細は以下から




●8月25日(土)
早朝登山口から約1時間半かけて錫杖沢出会いのテント場まで登りました。登りがきついので山に慣れていないとちょっと辛いですね。この日は2つのパーティに別れて第3ルンゼと第1ルンゼを登りに行きました(第一ルンゼに関しては、わたしは行っていないので報告は省略します)。

 
錫杖沢出会いのテント場。狭いテント場です。


○第3ルンゼ(Hさん、榊原)
錫杖沢出会いから岩小屋まで移動し、そこからアプローチに入りましたが、この道結構荒れていました。錫杖沢出会いからそのまま左方カンテの方に上がってトラバースした方が早いと思います。

登攀は、10時すぎにスタートしました。直射日光はきついのですが、ルンゼの中は日陰が多いので暑さは問題無く、快適にスタートしました。

 
第3ルンゼ               1ピッチ目(リードHさん)

    
2ピッチ目(リード榊原)のHさん   3ピッチ目(リードHさん)

3ピッチ目あたりから岩が濡れてる部分が出てきました。4ピッチ目は特に濡れていてしかも被っていてどうしようもないので、エイドに慣れていないHさんが苦戦して選手交代、わたしがリードしました。
こんなに天気が良い日が続いているのになんで濡れているのだろうと思っいてたのですが、後で聞いたら前日夕方に夕立があったそうです。

 
4ピッチ目
(リード榊原)のHさん   5ピッチ目(リード榊原に交代)

 
5ピッチ目を抜けるHさん       5ピッチ目を見下ろす

 
6ピッチ目(リードHさん)       7ピッチ目(リード榊原)を登って終了点

結局、5ピッチ目でかなり時間ロスしたため、終了したのが15時前になってしまいました。だいたいルンゼの状況は把握できたので、冬シーズン頑張ろうと思います。
登り切った後、落石やロープ回収のトラブルを避けるため下降は裏側から降りることにしました。事前に調べていた内容からイメージしていたのとは少々違ってはいましたが確実に降りれます。懸垂下降は45m×3ピッチ、支点は木です。支点は見落としやすいので赤布つけてきました。またロープで補強しリングやカラビナも残置してきたのでスムーズにロープ回収できると思います。懸垂下降の後、涸れ沢を下って登山道に合流します。終了点から錫杖沢出会いのテント場までは予定どおり3時間でした。

   
第3ルンゼの裏側の下降支点(懸垂下降3ピッチ) 18時前にテント場にもどる。

第3ルンゼ終了点の冬の下降支点
(これは登ってきたルートを下降する。



●8月26日(日)

 この日は、2パーティでいっしょに注文の多い料理店を登る予定でしたが、Kさんが体調悪く、Aさん、Hさん、榊原の3人1パーティで登ることになりました。

○注文の多い料理店(Aさん、Hさん、榊原)
登攀開始は8時くらい、1ピッチ目(リード榊原)は簡単なんですが、しばらくカムをセットする箇所がなくびくびくしながら登りました。2ピッチ目(リードAさん)からグレードが上がりますがカムをセットできる箇所は豊富で適切なサイズのカムを持っていれば安心して登れます。
 
 
注文の多い料理店取り付きへ   2ピッチ目(リードAさん)を登るHさん

3ピッチ目核心部、このハングの下を右に抜けるまでがめちゃめちゃ怖い。アンダーホールドは大きいのですがどうも滑りそうで、しかもスタンスは小さくそこで2回踏み換えてトラバースしていくのですが、勇気を出して一気に移動しないといけません。恐怖心でなかなか最初の踏み替えに踏ん切りが付かず何度も躊躇して、でもそれしか方法がないので諦めて飛び出しました。リードのHさん、かなり怖かったと思います。でもカムはばっちり効くので安全性は比較的高いと思います、あとは勇気ですね。

  
3ピッチ目(リードHさん)を登るわたし。左の写真で、この一歩から左足を引き寄せてきて踏み換えるのがとっても怖いのです。右の写真は怖いハング下のトラバースが終わったところ、あとはレイバック使ったりして快適。       

 
3ピッチ目のAさん           3ピッチ目終了点の狭い地蔵テラス

3ピッチが目でほとんど勇気を使い果たしたわたしは、順番では4ピッチ目はわたしがリードでしたが、腰抜け状態だったのでAさんにリードを替わってもらい、わたしは5ピッチ目をリードすることにしてもらいました。5ピッチ目はビレイポイントまでかなり長いのですが後半は草付きで浮き石もあるので支点さえ取れれば省略してもいいように思います。フォローが大きめの落石を発生させてしまったのですが、たまたま下に人がいなくて本当によかったです。6ピッチ目はこんな状態なので省略しています。終了は11時半くらいです。

 
4ピッチ目(リードAさん) のわたし、ワイドクラックのピッチ。

 
終了点(11時30分)やれやれです。取り付きまでもどったのが12時すぎ


●8月27日(月) 

○左方カンテ(Hさん、Kさん、榊原)
登攀開始は6時10分くらい。この岩場は虫はいないなあと思って何も予防をしていなかったら、今日は、日が当たらない間、取り付きにブヨの大群が来襲してきました。足首噛まれて一週間くらい痒いし腫れてました。

 
1ピッチ目(リードHさん)   2ピッチ目(
リードHさん)

3ピッチ目以降、いろいろな課題が出てくるのがおもしろいです。チムニー、クラック、フェースなどなど。ただ、ピンはほとんどないのでリードはカムがセットできる場所を探しながら登るという形になります。そこが同じグレードでも他の岩場より難しく感じ、楽しいのかもしれません。また登りに来てもいいなと思います。

 
3ピッチ目(
リードHさん)       4ピッチ目(リード榊原)

 
4ピッチ目(リード榊原)   5ピッチ目(リード榊原)          

最終ピッチはKさんが慣れないクラックにちょっと時間がかかりましたが、無事全員抜け(従来の最終ピッチは省略)、昨日と同じルートで懸垂下降4ピッチで降りました。これにて今回の錫杖岳前衛壁は完了となりました。誰も怪我がなく、よかったです。

 
6ピッチ目(リードKさん)       6ピッチ目(リードKさん)