しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2016年1月11日月曜日

【山行記録】八ヶ岳アイスクライミングトレ20160109-11

八ヶ岳にアイスクライミングに行ってきました。今回のわたしの目的は、年末に山に入らなかったので、北海道アイスをする前のトレーニングになります。さらにもう一つ目的があります。以前から摩利支天沢大滝を登りたかったのですが、毎回近くを通るのにそのアプローチの取り付き点がよくわからず、一度も見たことさえありませんでした。今回は氷が出来てなくても、このアプローチを見つけて摩利支天沢大滝を出来たら登りたいと思っていました。

今年の八ヶ岳、1月に入ってもまったく雪がないです。氷出来ているかと不安に思いつつ入山しました。


1日目(1月9日);南沢大滝 南沢小滝周辺で泊
左の写真ですが、南沢大滝、氷は比較的よく出来ていると思います。午後からだったので先行パーティがいたりして充分にここでトレは出来ていませんが、これでかなり氷に慣れました。

2日目(1月10日);南沢小滝~摩利支天沢大滝、赤岳鉱泉泊
この日早朝に合流したメンバーとまずは南沢小滝でトレーニング。小滝は氷がまだしっかり出来ていないので、登れるルートは限られました。

この後、摩利支天沢大滝に向かいました。
取り付きは下から登って行く場合、阿弥陀岳が見えてきて、最初に出てくる阿弥陀岳方面に比較的幅広の明るい谷が見えます。ここが摩利支天沢で、今は木に青テープが巻いてありました。
行者小屋から下ってくる場合、沢の広い河原から一旦林の中を入って下り、再び広くて明るい河原を進みます。広くて明るい河川敷が完全に終わって少し谷が深くなり沢すじではなく山の斜面のトラバース道を歩くようになったらすぐに、上述した摩利支天沢が阿弥陀方面に見つかります。

摩利支天沢F1です。こんなに大きく見えるのは珍しそうです。記録を見ると通常ここは雪に埋もれています

やっと見ることが出来ました。摩利支天沢大滝。まだ氷は未発達のようです。頑張れば上まで抜けれそうですが、先行パーティは途中まで登ってあとはアバラコフで下りていました。ルートは1ルートのみで先行パーティは2パーティ、総勢10人もいたので、さすがに登るのは今回は諦めました(風があたってとっても寒いこともあり)。
ただ、もし自分がリードするチャンスがあったとしても上部の氷の状態があまり良さそうに見えないので登らなかったかもしれません。
摩利支天沢大滝の他の参考記録を見ると3月初めくらいが多いのですが、雪が積もりすぎてずいぶん高低差も小さくなっているようなので、ここはタイミングが難しいですね。今回アプローチがわかったので、来年チャンス狙います。

3日目(1月11日);大同心大滝
朝、大同心大滝に行きました。滝はちゃんと出来ていました。ただ、まだ細いです。
ラッキーなことに先行パーティは無く、わたしがリードしている最中に後続パーティが来ました。大同心大滝は、、まだ細いながらも氷はちゃんと出来ていると遠くから見ていました。しかし、近づいて見ると表面を水が流れていて、唯一1本だけまともに水をかぶらずに登れそうなルートがあるのみでした。そんなわけで、後続パーティのプレッシャーに負けて1人1本登ってさっさとロープを回収することに。

今回のアイストレは、本数は少なかったのですが、それなりにアイスクライミングの感覚が戻ってきました。これで北海道アイスに行けます。


ちなみに以下の写真ですが、あまりに雪が少ないので、左の写真のように南沢でのテント泊は水作りを雪ではなく小滝の氷を溶かしました。赤岳鉱泉では、なんとテント場に雪が無く、土の上にテントを張りました。今年の雪の少なさはほんと異常ですね。こんなの初めてです。

0 件のコメント: