しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2009年5月10日日曜日

【雪山報告】白馬主稜~不帰の嶮~八方尾根

白馬の写真がすべてそろったので、まずは、2009年4月29日から5月1日に縦走した白馬主稜~不帰の嶮~八方尾根についてまとめてみました。このコース、適度な緊張もあり、景色もよく、とっても良いコースでした。


白馬岳を南から撮った写真。黄色のルートが白馬主稜になります。五月の白馬一般ルートは大雪渓ですが、わたしたちはその北にあるこの主稜を登りました。


白馬主稜は、ナイフエッジが続く美しい雪稜の尾根です。今回4人で登りましたが雪山経験の少ない人もいるのでナイフエッジはできるだけザイルをフィックスして安全を確保しながら登りました。


縦走全体のコースは、この地図の通りです。

メンバーは、FunClimbクラブ(詳細はこちら)のNさん、エドヤマさん、Sさんとわたしの4人です。


大まかなコースタイムは以下のとおりです。ザイルを多くだしたので結構行動時間は長くなりました。
4月28日 夜移動して、深夜に猿倉の駐車場に集合
4月29日 入山~主稜八峰をすぎたところでテント泊
 猿倉9:00~10:40白馬尻~11:10白馬主稜取り付き~14:10八峰
 ~15:00テントサイト
4月30日 白馬主稜を抜け、杓子岳手前でテント泊
 テントサイト5:00~7:00三峰手前~9:30本峰雪壁ビレイ点~
 10:00トップ白馬ピーク到着(10:40全員ピーク到着)~
 11:30白馬山荘12:20~14:00杓子岳ピーク手前
 ※主稜途中でザイル4ピッチ出す。本峰への雪壁はザイルを継ぎ
  足して1ピッチで登る。主稜全体でザイルは5ピッチ。
5月01日 不帰の嶮を通過し、唐松岳山荘でテント泊
 テントサイト4:10~5:20白馬鑓~10:00不帰の嶮一峰~14:50
 不帰二峰~16:00唐松岳休憩~17:00唐松岳山荘
 ※不帰二峰でザイル6ピッチ出す
5月02日 八方尾根から下山
 テントサイト4:10~リフト駅7:50


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以下、コースから撮影した写真や動画を紹介します。



●4月29日 入山~主稜八峰をすぎたところでテント泊
 
白馬主稜に取り付き初日は八峰を目指しました。テントサイトは八峰を過ぎたところに見つけました。テント2張りがやっとで狭いですが、天気も良く、主稜の中でテントを張ると迫力のある景色を楽しむことができます。
(右の写真はエドヤマさん撮影)


    
白馬主稜から見た杓子岳。ここから見るとなかなか迫力のある山です。


●4月30日 白馬主稜を抜け、杓子岳手前でテント泊



白馬主稜は、写真のようにナイフエッジが連続します。このあたりはザイルを出さずに通過するパーティも多いですが、初心者もいるわたしたちのパーティはナイフエッジは出来るだけザイルをフィックスして通過しました。
(上記の写真には、Nさん、Sさん撮影の写真を含む


  
高度を上げてくると美しい白馬主稜の雪稜が一望できます。

   
3峰だと思いますが、岩に積もっている雪が薄くその状態も悪いのでザイルを出して登っているところ。

   
 
白馬本峰への60mの急な雪壁。上の二枚の写真は、わたしがリードとして頂上に抜け、ザイルを固定するところ(Nさん撮影)。下の二枚は、エドヤマさんが登るところ。


白馬頂上から主稜を見下ろす。中央の小さな2つの黒い点は後続パーティ。


白馬主稜の最後の雪壁を登って頂上に出るNさん(Sさん撮影)


 
白馬頂上を践んで白馬山荘に向かって下りるところ。ここでビールを買って大休止。その後杓子岳手前のテントサイトに向かって移動(右の写真の正面が杓子岳)。ここで早めにテント泊。わたしはここで景色と音楽を楽しむ。


杓子岳手前のテントサイトから見た夕暮れ時の剣岳と立山


杓子岳手前のテントサイトから見た夕暮れの日本海


●5月01日 不帰の嶮を通過し、唐松岳山荘でテント泊

 
白馬鑓に向けて出発し、天狗の大下りを不帰キレット目指して下ります。


不帰二峰。黄色が今回とったルート。急で不安定な雪壁をトラバースして二峰ピークに上がります。高度感抜群で、緊張しました。ここで6ピッチザイルをだす。

     
不帰二峰は、最初は岩場を夏道どおりに登りますが、だんだん岩とのミックスになってくるので早めにザイルを出し始める。

 
       
お昼になってしまったので、雪が腐り始め、雪壁の処理に緊張しました。
(一枚目のわたしが登る写真は、Sさん撮影)


 
不帰二峰の最終ピッチを登るわたし。そのあと、わたしは雪の穴(シュルンド)に落ちてしまったのですが、右の写真がその穴。深さは4mほどありましたが、狭いので、半分くらいで止まり、捨て縄垂らしてもらって這い上がりました。緊張の一瞬でした、気を引き締めないと。
(写真は、いずれもSさん撮影)


 
不帰の嶮を通過し、この縦走の最後のピーク唐松岳でみんなで記念撮影。右の写真で正面の五竜岳を撮影していた方にお願いしました。ありがとうございます。

  
   唐松岳から見た五竜岳

●5月02日 八峰尾根から下山

八方尾根を早朝下山するところ。わたしは下山道として八方尾根はなだらかで景色もよく、大好きです。気持ちよく下山することができました。



以上の他にも今回撮影した多数の写真を以下のサイトで公開しています。
http://photozou.jp/photo/list/63380/797299


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