しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2016年8月14日日曜日

知床ロングトレイル 行ってきました

世界遺産知床を縦走してきました。
縦走しながら、左右にオホーツクの海を見ながら、ほんと素晴らしい時間でした。想像以上にすばらしい山でした。1日目は稜線上は風が強く寒かったのですが、2日目は風がほとんどなく、ほんと快適でした(虫が多少多いのですが)。

今回、最初は知床五湖の駐車場に車を止めて、未明にロードして硫黄岳から登ろうと思っていました。この方向に縦走する方が後半に公式テント場が多く、ビバークをどこも出来るんです。しかし前日の夜に到着すると知床五湖の駐車場は締め切られていて、近くに車を長時間駐車するようなスペースもなく、諦めて岩尾別温泉に戻り、羅臼岳からの縦走に変更しました。
ヒグマが怖いので調子が良ければ一日で山を抜けて夜ゆっくりロードして岩尾別温泉にもどろうと思っていました。この方向の縦走は後半公式のテント場が無く、そこまでのタイムから考えて下山は17時くらいになりそうなので、結局一般登山客のよく使う二ツ池でビバークとしました。夜到達できなくて熊の多いこの山域をヘッドライトで下るのはとっても心細く無理をしないことにしました。

8月6日  5:30 岩尾別温泉入山
           9:00 羅臼岳(15分ほど休憩)
          12:30 二ツ池 テント泊
8月7日  5:00 二ツ池出発
            8:00 硫黄岳(1時間半近く休憩)
          12:00 カムイワッカ滝 下山
          12:30 20kmロードラン開始
          15:30 岩尾別温泉ラン終了



1日目(8月6日)

前日遅くに岩尾別温泉到着(手前が私のレンタカー)。車中泊です。未明にスタートしようとしたのですが、いつものように遅い出発となりました。この時点で結構1日で抜けるのは難しくなっています。


急登をのぼるとオホーツク(網走方面)が見えてきます。素晴らしい景色です

稜線まで出ると反対側のオホーツク海が見えます。海の向こうに見えるのは北方領土の国後島です。大きな島です。右側には羅臼岳のピークが見えます。ここは頂上を往復になります。


羅臼岳頂上、風が強くとっても寒いです。雲が時々晴れるので雲海から見える景色が素晴らしいです。これから向かう硫黄岳、反対側の遠くに斜里岳が時々見えます。


オホーツクの海を見ながらなだらかな稜線を縦走します。


日が暮れるまでに山を抜けれるかどうか自信がなくなってきたので、まだ早かったのですが、結局二ツ池でビバークです。ここは人気のテントサイトなので人が多く熊に関しては安心ですね。みなさん重装備でお酒飲んだりして楽しそう。わたしは小さなシェルターとシュラフ無し、食料も最低限なので、日が暮れるまでの時間が長くて長くて、早々に寝ました。早朝少し寒かった程度ですが久しぶりに睡眠時間を十分とることができました。


2日目(8月7日)
この日、風も弱くとっても気持ちがいいです。ただここからは人が少なくなり、特にわたしが先頭でスタートしたので、熊は怖いですね。臆病者なので笛吹きながら進みます。


硫黄岳近づいてきました。他の山と少し様相が変わり、岩場やザレ場があって慎重に進みます。


硫黄岳頂上。天気もいいし、暖かいし、最高のピークで、1時間以上ここでぼーっとしてしまいました。海を見ながらの縦走、ほんと素晴らしいです。あとはカムイワッカ滝まで下山です。


カムイワッカ滝の登山口に下山。ここにクマの目撃情報が掲示されていました。まだ見ぬクマ、怖い怖い。ここからはロードです。ただこの登山口周辺に水場がまったくないことが判明、運よく監視員の方が困っているわたしに水を分けてくれました。これで20㎞走れます。

一般の登山者はここからバスで移動します。わたしは真夏の日差しの中を走ったり歩いたり。


前日登った羅臼岳がきれいに見えます。途中キタキツネと何度も遭遇。北海道は少し山の中にはいるとキタキツネやシカはほんとよく出会います。車に乗っているとほんと気を付けないといけません。


だらだらとしたロードのランをなんとか終わり、車をピックアップしてこの日はウトロで泊まりました。ウトロから見る夕日がとっても素敵でした。

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