Power BI でレポートを作成する場合、EXCELのように関数の式を設定します。Power BIのグラフオブジェクト(視覚エフェクト)機能が優れているので、式を設定しなくても描けるグラフはとても多いのですが、それだけではうまく集計しグラフ化できない場合はDAX関数を設定します。DAX関数は3つの場所で使います。
1)「新しい列」の追加
既存のテーブルに列を追加します。メニューの「モデリング」>「新しい列」を選択して、数式バーにDAXを記述します。EXCELのように同じ式をすべてコピーしなくていいためコピーミスが回避できます。
2)「新しいテーブル」の追加
既存のテーブルを引用して、「新しいテーブル」を中間テーブルとして追加します。メニューの「モデリング」>「新しいテーブル」を選択して、数式バーにテーブルを戻り値とするDAXを記述します。
3)「新しいメジャー」の追加(独自メジャー)
視覚エフェクト等に利用します。メニューの「ホーム」あるいは「モデリング」にある「新しいメジャー」を選択して、数式バーにDAXを記述します。動的グラフは、視覚エフェクトが内部的に備える「暗黙のメジャー」と新しいメジャーで作成する「独自メジャー」によって、リアルタイムに、テーブルのデータが様々にフィルタリングされて抽出され(その結果をコンテキストと呼ぶ)それらが計算されてビジュアルが描画されています。
1)2)はテーブルと同等なので、出来たらPowerQueryで作ってしまった方がいいです。PowerQueryで出来ることをDAXで記述しても動的グラフの動作が重くなるだけです。
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