しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2015年11月3日火曜日

娘のマイカープロジェクト 純正の福祉車両はなかなか難しい

もう娘が14歳で倒れてからずいぶん年数がたちました。

娘の移動のために、倒れてから1年半で退院した娘の移動のために買ったステップワゴン、来年で12年目の車検。この車は後ろの席を補助席だけ残してすべて外し、電動リフトをつけて大改造をしました。人工呼吸器を取り付けた大きな車椅子を完全に背もたれを倒して短めのストレッチャー状態にして車に残り込ませないといけません。

当時、我が家にはメーカの福祉車はとても高くて手が出せず、でも当時のホンダの営業マンはこの相談に親身にのってくれて、これを改造業者に依頼してすごく熱心に対応してくれたのです。お金もあまりなかったのにほんとに助かりました。あの時点でわたしは一生ホンダの車を乗ろうと思ったものです。また、あとのき、わたしも母親もこんなに長くこの車を使うなんてちっとも思っていませんでした。でも娘はしっかり生きて、車はもう12年、次はもっといろいろ考えてしっかりした設備のある快適な車にしようとずっと思っていました。
来年娘は、病院移転とともに、キャリーオーバ児として近所の子ども病院からは追い出され、複数の遠くにある病院に通わないといけません。移動くらい、普通の家族のように綺麗な車で楽しくできたらなと思って、来年は娘の車を買い換えようと思います。

でも世の中状況はかわりましたね。ホンダはそういった改造窓口を一切してくれないそうです。あの営業マンもとっくにどこかに転職してしまいました。トヨタの代理店も一切改造の手伝いをしてくれないそうです。製造物責任とやらで、こんな個別な対応はすでに車の世界ではタブーになっているようです、悲しいです。改造するなら別に業者を探して、自分たちのリスクで行い、車検に通るかもわかならい。わたしの望みはただただ、普通の家族のようにミニバンで、行き先は病院だけど楽しくドライブしたいだけなんですけどね。

三菱は、今年自分の仕事の車を買ったので、その商談中は、福祉車への改造もやってくれそうなことを言っていました。ただ残念ながらデリカはわたしにとってはデザインはいいのですが、社内にサスペンションが大きくつきだし、車高も高いのでベース車両としては向かないです。他の福祉車もなく、それにともない店員の知識もないのでこの件に関しては三菱は対象外。会社としてこうした特殊ニーズに親身になって考えてくれるとも思えないですしね。他の対応を見ていると。

改造なしで、できるだけメーカ純正福祉車両で徹底的に探すことにしました。Webで調べた結果、結局、3社、トヨタ、日産、ホンダのミニバンの中からの選択ですね。機能的にはやはりトヨタが優れていました。車体を下げることができ、電動でスロープが出てくるし、スロープが倒せて荷物室が普段は使えるとのこと。ただ、本日実際に神戸のショールームにで見たら二つの欠点がありました。
 ストレッチャーや車椅子は左側にしか入りません、固定です。娘は右側に必ず位置して介助者が左側にいる必要があるので、この時点で大幅な減点。では娘を足から反対にいれればいいのですが、この車両の床は後ろが下がっていて、頭が下がってしまいます、結局使えません。トヨタ独自のスロープを倒して収納できるというのが裏目に出ていますね。席を左右反対につけるような改造をする手段はないのかと食い下がったのですが、あっさり無いと。これは今の自動社メーカの代理店共通の態度ですね。ちょっと悲しいですね。障がい者はいろいろな事情があるので左右逆にするくらい車の部品を工夫すればいくらでもできるのに、とても本気で福祉車両を作っているとは思えないです。収益があがるような事業でもないですしね、どうもポーズにしか思えない。

次にホンダのステップワゴンを見に行ってきました。1年ほど前にステップワゴンにも福祉車両が出て来たそうでちょっと期待していたんですが、この車も椅子が固定で、ストレッチャーや車椅子は左側に入れるしかないです。
ただ、床は水平なので娘を足から入れれば使えるかもしれません。
ただ、トヨタのように電動でスロープは出ないし、横に倒して普段は後ろから荷物を入れることもできません。でも使える可能性は残ります。ただホンダの代理店のだめなところは福祉車両について知識はレベルが低すぎます。むかしのような立派な営業を最近は見ません。ただし、日産のセレナと比べたら圧倒的に安い。

最後に日産のセレナが右側にストレッチャーを入れれるというのを聞いたので、近くのディーラーでどこか実車が見れるか探してもらったのですが、日本でたった3箇所しかみれず、関西では今日はなんと兵庫の福崎か奈良だそうで、そこまでさすがに見に行く時間はない。日産は昔から多くの福祉車両を作っていますが、この対応が悪く、12年前もショールームで説明を求めたのに何も説明をできなかったのでやめました。でも今は娘のニーズにぴったりなんで近くで試乗できるときが来たら乗せてもらおうと思っています。でもなぜかセレナって他のミニバンよりかなり高め。パッと見てどうしてそんなに高いのかよく理解できません、安さではホンダやトヨタですね。

ちなみに、次のミニバン、PHEVだったら長い移動も医療機器のバッテリーが切れず完璧なんですね。でも残念ながらミニバンでは電池スペースを確保できるようには思えないので、自分で大きめの専用バッテリーと正弦波のインバータを積み込むとしかないのかな。噂によると、ミニバンではないですが、来年はPHEVのCRVが出るような、車種は確実に増えて行きそうです? もう一度我が家の在宅医療・災害対応に親身になってくれる代理店やメーカ、営業マンを探そうとと思います。


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