しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2009年9月4日金曜日

今シーズン初マラソンの人のために その2 「シューズ選び」

今回は、わたしのランニングシューズ選びについての経験をご紹介します。


ランニングを始めるとまず気になるのがシューズですね。

最初からスポーツメーカのランニング専用シューズで走り始める人もいれば、わたしのように近所の靴屋さんで安物のスニーカーで始める人もいると思います。でも、どちらのケースでも少し走りこむと足のどこかが痛くなったり、爪が剥がれたりなどトラブルが発生しているケースが多いのではないでしょうか。

わたしの場合、ランニングを始めて4年2ヶ月12,500kmを走ったシューズは、11足になりました。そのうち、現役で使っているシューズは、レース用2足(フル用、ウルトラ用)、トレラン用1足、練習用2足(自宅用、東京用)の計5足です。これだけシューズを買うとだいたい履けば自分に合うシューズかどうかはわかってきます。最初は何を判断に購入していいのか、さっぱりわかりませんでした。

これまでの経験から、最近、わたしがシューズを選ぶときは、以下のようにしています。


1.シューズの軽さ
マラソン本番は絶対に軽いシューズがいいです。マラソン初心者であってもできるだけ軽いシューズを選ぶべきだと思います。ただ、靴底がかなり薄い本格的なレース用シューズは、経験の少ない方にはダメージが大きいかもしれません。市民ランナーが好むASICS Tarther Japanをわたしもレースでは愛用していますが、いつもマラソン終盤、足の裏が少し痛いです。また、こういったレース用シューズは、日常的な練習には足の負担が大きく、さらに価格も高めで寿命が短いので、練習用シューズは別のシューズが必要になります。

マラソンを始めたばかりの方がいくつもシューズを揃えるのはちょっと考えにくいので、マラソンを長年経験している人が普段の練習でよく使っているミドルクラスのシューズで、出来るだけ軽いシューズを選ぶのが良いのではないでしょうか。わたしの練習用シューズは、ASICS GELFEATHER AS2(右の写真)、あるいは、最近気に入っているadidas  adizero Tempo/Bostonです(下の写真)。Bostonはウルトラマラソンに使うために購入したシューズです。
 
adidas  adizero Tempo                       adidas  adizero Boston

もちろん、Mizno、NewBalanceなど他のメーカにもこの手のクラスのシューズはあります。後は好みの問題なので、実際に履いてみて足の裏が気持ちの良いものを選ぶことになると思います。とにかく、靴底が厚くて重いシューズは、値段も高いですし、意外に寿命も短いので初心者であっても避けるべきではないでしょうか。特にマラソン本番であのシューズの重さはかなり辛いと思います。
ちなみにわたしが軽いシューズをできるだけ選ぶ理由は他にもあります。わたしは出張にもシューズを持っていくので、荷物をできるだけ軽くしたいのです。





2.靴底の硬さなど
わたしは、靴底はあまり硬くないグリップ力のあるシューズが好きです。試し履きで、立ってみて足を踏み出したり歩いたりしときに、自分に合うシューズは、足の裏がとても気持良いのです。この感覚は慣れないとわからないと思いますが、時間をかけて何足も試し履きしているとそんなシューズが見つかるのです。
わたしの経験では硬い靴底はなかなか自分の足にフィットしてきません。逆に柔らかすぎるシューズは、すぐに靴底が減ってしまい、それでも無理して使っていると逆に足を痛めてしまいます。


3.シューズの幅
スポーツメーカのランニングシューズ直営店に行くと必ず、わたしの場合、決まって足の幅が広いからWIDE型のシューズを勧められます。ランニングを始めるまで、私自身も普段の靴は幅広の方が楽なのでWIDE型の靴を履いていました。でも、ランニングシューズ専門店「アスリートクラブ」の店長さんに診てもらったときは、「君は足が細いから細めのシューズがいい」と言われました。
実際、幅広のシューズを履くと足がランニング中に滑って足の裏などが靴擦れになることがあります。細めのシューズでも紐の締め方が悪いと靴擦れになります。つま先に相当余裕のあるシューズを履くわけですから、なおさらだと思います。それで、わたしは、今では店員さんになんと言われようと、多少左右がきつい、通常幅のシューズを選択します。


4.シューズのサイズ(長さ)
わたしの場合、日常的に履いている靴よりも、1.5cm大きいシューズを選びます。そして、実際に履いてつま先を押さえ1cm以上隙間があることを確認します。試し履きは、両足とも履くことはもちろん、踵をトントンとたたいて足の位置を完全に踵に固定して靴紐をきちんと締めます。
普段履いている靴は実際の足のサイズより大きめに作られているそうなので、ランニングシューズは思い切って大きめなサイズにすべきです。わたしも最初はこんなに大きなサイズにするのかと不安でしたが、これは非常に大切です。
また、足の形の個人差や左右の大きさの違いもあるので、両足のつま先を満遍なく押さえて確認します。わたしの場合、親指の爪が上を向いており、中指が突き出ていて、右の足の方が大きめなので、特に右足の親指、中指あたりを念入りにチェックします。次に、立って実際に足を大きく蹴りだしてみます。その際につま先がシューズの先端に当たっていないことを確認します。これでサイズの確認は完了です。


5.インソールの調整
理想は、アスリートクラブのようなランニングシューズ専門店でオーダーメイドするのが一番だと思います。オーダメイドのインソールは、シューズに付属のインソールとは足裏の感覚がまったく違いますし、べた足などの問題点をカバーされます。汎用品のインソールも市販されていますが、それがどの程度効果があるのかわたしは経験がないのでわかりません。
いずれにしてもちょっと高価ですので、シューズごとにインソールをオーダーするのは現実的でないと思います。最近、わたしはインソールの下に適当に詰め物して自分で調整しています。


6.ランニング用ソックス
練習はともかく、マラソン本番はソックスはかなり影響するように思います。しっかりと足をサポートする五本指のランニングソックスが好みです。わたしはレースにはASICS「シームレスランニングソックス(五本指)」を好んで必ず履きます。練習は、最近はユニクロでしっかりサポートしてくれるソックスを見つけたのでこれを利用しています。シューズもソックスも消耗品なので、ものを選ぶ自信がついたら、できるだけ安いものにしないとね。
昨年からSKINSのパワーソックス(脚のサポータ)も使っていますが、これはどれくらい効果があるのかわかりませんが、なんとなく後半のふくらはぎの疲労が少ないような気はします。


7.どこのお店で買うか
走るとどうしても痛みが出てしまう人は、少々高いですが、アスリートクラブのような本格的な専門ショップへ行かれることをお勧めします。わたしはアスリートクラブでシューズを選んでもらい、インソールをオーダーメイドして、トレーニングのアドバイスももらって、ランニングやマラソンの楽しさが倍増しました。足の痛みが一気に解消されたのです。
近くにこういったお店がないときは、親切にアドバイスしてくれる評判の良い、ランニング専門店を探すことだと思います。アートスポーツの渋谷店SteP陸上名古屋店は店員さんはとても親切で時間をかけて説明してくれました。
わたしが好まないのは、スポーツメーカの直営店。レーザで足のサイズを測定するなどいろいろしてくれますが、結局そのメーカのシューズを勧めるだけです(当然ですが)。実際に3店ほど利用しましたが、それぞれのショップでのアドバイスは今となっては納得できませんし、ベストのシューズにはなりませんでした。

以上、わたしのシューズ選びをご紹介しました。
参考になればと思います。


今シーズン、初マラソンの方、練習がんばってください。

次回は、レース直前と当日の準備について書く予定です。



2 件のコメント:

nishimura さんのコメント...

なるほど・・・。軽量かつ底が薄すぎないものですね。
実は今まで履いているNIKEのシューズ(購入は10年近く前だと思います)が今のところ問題なくて、履き続けています。
しかしレースには不安があります。
榊原さんのadidas adizero Boston、興味ありますので試し履きしてきます。それにしても・・・シューズ丁寧に扱ってらっしゃいますね。見習わないと・・・。

榊原淳 さんのコメント...

>nishimuraさん
新しいシューズを履くとテンション上がりますよ。デザインも大切ですよね、わたしは本番は「黒」です。