しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2012年9月19日水曜日

【完走記】歴史街道丹後100kmウルトラマラソン 2012

3回目の歴史街道丹後100kmウルトラマラソン、灼熱の中、今年も完走できました。

普通の人から見れば、バカじゃないのと思われるこの距離と高低差、さらにこの気温と湿度。スタート出来て、そしてゴールまで出来たこと、自分の健康や家族、、わたしには縁遠い存在ですがこんな機会を与えてくれる神様に感謝しなければならないと思うのです。



毎回、丹後のゴールはめちゃくちゃ感動します。今まで出たフルマラソン、ウルトラ、トレランの中で、この大会の感動が特別に大きいです。今回も未だにゴールの興奮が冷めません。
苦しいけど、また出たくなりそうです。


今年の丹後は、特別暑かったそうです。わたし自身も、過去2回の参加とは比べものにならないくらい暑く感じました。スタート時点で最高気温32度、湿度90%とのことでした。前日から暑くて夜も蒸し暑くて寝苦しかったんです。


4時30分にスタートする会場に集まるランナー。未明なのに涼しくないです。


2009年初めてこの大会で100kmウルトラを経験しました、タイムは
11:29:01。サブテン目指してフルをサブフォーで抜けてこのまま行けると思ってましたが、60km過ぎから急に脚が重くなり、そこから400mの登りでノックダウンされました。ゴール間際で併走した60kmの部参加のベテランランナーと会話したのですがこの年は例年に比べて涼しかったそうで、いつもはこんなんじゃないとのことでした。この大会でサブテンってそんなに簡単に取れないよと忠告されました。そして併走しながら、もっと体絞らないと言われてしまいました。その方、以前はサブスリーランナーで丹後100kmも何度も走ったそうです。でも、はじめてのウルトラのゴール、それはもう感動しました。

感動はあったけどこんな苦しい大会二度と出るかと思っていたのですが、1年おいて、昨年(2011年)、初参加のサロマが不完全燃焼だったので再び丹後ウルトラに参加しました。タイムはなんと初回よりも1時間半も遅い13:03:50、こういった大会に出るようになって初めてゴール閉鎖(14時間)を意識しました。でも初回よりももっとゴールに感動したんです。コースが、確か6月の豪雨で土砂崩れがあり変更になって例年よりも厳しくなったこともありますが、それ以上に膝上の大腿部の筋肉がレース途中から痛くて下りが走れず、歩いて下るという悲惨な状態でした。レース中歩くのは格好悪いとすべての登りを無理に走ったため、こんなに痛みが出たのだと思います。

今年2012年、サブテン確実と自信をもって再び参加したサロマでしたが、10時間30分をやっと切れるタイムに終わりました。あまりの不甲斐なさに罰ゲームとして丹後ウルトラに参加することにしました。
でもその後、サロマの疲れがなかなか抜けないし、山に何度行っても疲労が溜まるばかりで夏中ずっと疲労感がありました。年齢的にそろそろ体の変化が起こる時期かもしれません。この状態では11月の大切な大阪・淀川市民マラソン団体戦に悪影響及ぼしそうで、丹後ウルトラの参加をずっと悩んでいました。でも「わたしは一度もDNSをしたことがない」という女性のネットの書き込みに刺激を受けて、「参加しなくてはいけない」という方向になんとか自分を追い込みました。タイムは気にせず完走だけを目的に、登りはきつかったら無理せず歩くというマイルールでスタート地点に立ちました。
記録は11:34:54、初回よりも遅いですが、昨年よりは1時間半近く早いです。この暑さの中でこのタイム、とっても満足しています。そしてレース後、これまでのウルトラよりも体が動いて疲労感もそれほどではありません。

ちなみに今大会100kmの部は出走、完走率等は、。
エントリー2,008名 出走1,838名 完走843名 完走率45.9%
だったとのこと。完走率は過去最低。

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レース前日、丹後の受付会場に日暮れ前に到着しました。いつものウルトラのようにテント泊、でもこの夜は蒸し暑くて寝苦しかったです。


レース当日は2時起き、4時30分にスタートしました。
みんなテンション高いけど、未明になんでこんなに蒸し暑いのか、わたしはどうなるかとっても不安でした。

不安は的中、夜が明ける前から汗が噴き出し、辛いレースが始まりました。
暑さ対策して、まずはスタート時点から日焼け止めを白くなるくらい塗り(焼けるのはいいのですが、日焼けは体力消耗が激しいので)、帽子には首筋に直射日光が当たらないように日よけをつけて日本兵スタイルで望みました。
暑さがピークになったころ、荷物をデポしてくれる56kmのエイドステーションに到着しました。ここで、再度日焼け止めを塗り直し、空の500mlのペットボトル(蓋は直接吸い出せるものに交換してます)をセットしたウエストポーチと、サングラスを装着しました。これで生き返りました。
サングラスはそれまでのまぶしい灼熱の状況を気分的に和らげました。そして何よりも、後半約2.5km間隔にあるエイドは暑いととっても遠くに感じて意識朦朧としてくるのですが、帽子の裏に作ったポケットにエイドで氷を入れ、ペットボトルに補給した水を首筋からかけながら次のエイドにつなげていったのが効果的でした。さらに、氷を直接背中にも入れて徹底的に体を冷やすことに注力したんです(ウエストポーチのベルトで閉まっているので氷は落ちないです)。

嫌いなスポーツドリンクもエイドで無理に飲み続けたのですが、トイレに何度も行くことになり、自発的脱水症状になりつつあったかもしれません。エイドで梅干しや塩も口にして、ぎりぎりのところで私はゴールできたようです。
実感として、暑いレースは、水分補給も限界があるので、体を冷やす工夫がとっても大切なような気がしました。エイドだけに頼って参加したランナーはたいへんだったと思います。


ゴール手前、ランナーはずっと地元の人に応援を受けながら、そして最後の1kmは間近で地元の方々に祝福を受けながらゴールに向かいます。


このゴール本当に感動するんですよ。どうやって言葉で表現したらいいのかわからないのがとても悔しいです。


丹後ウルトラの参加賞のTシャツと完走メダル。
この大会のグッズは結構おしゃれで気に入っています。いろいろな意味でこの大会は良い大会ですね。
自分の過去のブログを読み返すと、初回参加のときは参加者は約1000名、2回目参加の時は1500名、今回は2000名参加だったそうです。次回はもっと参加してほしいです。苦しいけど景色は格別、おばあちゃんの応援がとっても素敵です。感謝の気持ちが込み上げてくる大会です。




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来年もたぶん、走っていると思います。


4 件のコメント:

ywat さんのコメント...

灼熱の100k、完走おめでとうございます。
パワーをもらいました。
凄いです\(^o^)/

榊原淳 さんのコメント...

ywatさん、ご無沙汰しています。昨年北海道マラソンに出た経験があったからこそ、こういった灼熱のレースをこなせんたんだと思います。北海道マラソン3本分という感じですね。

走るクライマー さんのコメント...

毎日、見ています。
完走記なかなかの感動モノでした。
フリーもアルパインもランもできる貴兄と違って、どれもどっちつかずの私ですが、引き続き楽しみにしています。
当面、フルサブ3.5を目指していますが、それが終わったら私もウルトラか山岳レースやってみたいです。

榊原淳 さんのコメント...

コメントありがとうございます。
ほんとこのウルトラは毎回感動するんですよ。
だからきつくてもまた出てしまうのですね
ランとクライミングされているのですね。どこかでごいっしょしましょうよ。Facebookで山もランも仲間作ってワイワイやってます