しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2014年8月31日日曜日

【夏山】大雪山系ニペソツ20140831 可愛らしい動物がいっぱい

トムラウシに引き続き、ニペソツを登りました。

ニペソツでは、前天狗岳~天狗岳、ニペソツ頂上直下で、可愛い動物たちと会えました。オコジョ、シマリス、ナキウサギ。どれもとてもすばしっこくてなかなかうまく写真がとれませんでした。コンデジの写真をよーく見て、拡大したの下の写真です。

ナキウサギの鳴き声はあちこちで聞こえます。でも小さいし、すぐに隠れてしまうのでまったくうまく写真がとれませんでした。獰猛なオコジョがうろちょろしていたので警戒していたのだと思います。次回は尺の長いズームレンズを装着できるカメラを持ち込んでここに滞在して写真を撮りたいですね。

でも、ほんとかわいらしいです、この動物たちは。


オコジョ


オコジョ


シマリス


ナキウサギ(おしりのみ)


----山行記録----------

トムラウシ温泉を5時に出て車で扇ヶ原、然別湖を通ってニペソツ登山口杉沢出合に移動しました。

扇ヶ原展望台、然別湖

急いで準備して8時15分ころやっと登山開始です。昨日同様に、登山口にはたくさんの車が止まっていましたが、もう誰もいません。急がないと。
北海道はこのヒグマ出没という看板がいたるところにあります。登山者の方には熊怖がっていたら北海道の山は登れないよ、と。

登山口 杉沢出合

700mくらい登ると森林限界を越え、岩がごろごろしだします。この岩のごろごろしているところからナキウサギの鳴き声がいたるところから聞こえてきます。時々ナキウサギ、シマリスがひょこっと顔を出し、またすぐに隠れます。獲物を狙うオコジョも時々顔を出します。するとナキウサギの鳴き声は聞こえなくなり、ナキウサギやシマリスはみんな消えてしまいます。

前天狗岳、天狗岳頂上付近

天狗岳まで来るとニペソツの全容が見えてきます。なかなか形の良い山です。学生のとき、初めて本格的登山をしたのがこのニペソツでした。同時はワンダーフォーゲル部に所属していました。細かいことまで覚えてはいませんが、ニペソツを登った後、天狗岳から道無き尾根をブッシュこぎをして一泊で石狩岳の稜線に抜けました。北海道独特の大きなハイマツに苦しめられ、水場も無く、虫も多く、熊が出てくるのではと不安で、稜線に這い上がるまでとっても辛かったことを今でも良く覚えています。その後は、石狩岳をピストンして、五色岳、トムラウシ、十勝岳と縦走したはずです。

ニペソツ、ニペソツに向かう途中から天狗岳方面を振り返る


ニペソツ

ニペソツ頂上、高山植物の花はもう終盤、青い花が多い

ニペソツの頂上に着いたのは12時半、下山はナキウサギを写したくて鳴き声がするところでじっと待っていたのですが、大粒の雨が降り出し、そこからは雷が鳴るのではと不安で急いで降りました。途中で雨は止み16:50に下山。
大雪は雨が降るとほんと気温が下がって寒くなります。


帯広で借りたレンタカーは20時までに返せばいいので、少々余裕が出て、寄り道しながらゆっくり帰ることにしました。と言いながら車のスピードはいつの間にか出ているのが怖いです。そう、途中、割と道幅の広い交差点で曲がった時に大きな鹿が横断中、もう少しで事故になるところでした。北海道ですね。

幌加駅跡(士幌線跡) 

途中、道路に幌加駅跡という看板が出ていたので立ち寄りました。
わたしにとって初めての本格的登山の大雪縦走、二泊の夜行列車での移動の後、士幌線に乗って登山口に向かったと思うのです。

大阪から急行「きたぐに」の直角椅子に乗って青森まで、青森から青函連絡船にのって函館からまた夜行、そして何度か乗り継いで降りた士幌線の駅が、たぶん写真の幌加駅か次の十勝三股駅だった思います。大きなキスリングを担いで降りた駅です。そこからはジープみたいな車に乗ってニペソツ登山口の杉沢出合に移動しました。初日は登山口でテントを張ったのですが大きな蚊が来襲して頭には虫除けの網をかぶってました。7月だったのですが、虫が大量発生する時期だったのかと思います。

ニペソツの帰り道、夕方誰もいない中でこんなホームを見つけて時間の長さを染みいるように感じていました。懐かしさというのではなく、あれから苦しいことはいっぱいあったけど結構充実した時間を過ごしているかなと感じるのです。


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