しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2008年2月23日土曜日

2月の八ヶ岳アイスクライミング すばらしい天気でした

遅くなりました。2月9日から11日に行った八ヶ岳アイスクライミングの写真と報告をどうぞ!(速報記事はこちら

まずは、今回の山行をストレートに感じてもらえる動画とアルバムをご覧ください。



美濃戸口近くの通称「河原奥の氷瀑」のアイスクライミング


ジョウゴ沢上部の滝、膝から腰のラッセルで必死に滝に近づく。正面に狭いルンゼの奥に見えるのが「乙女の滝」。苦労したラッセルを長時間続けて突然見えたので感激でした!

●八ヶ岳 写真集(アルバム)
20080209-11 八ヶ岳アイスクライミング今回撮影した写真の全ては左の写真をクリックしていただくと、写真共有サイトフォト蔵のアルバムで見ることができます。
http://photozou.jp/photo/list/63380/468824

初日の雪から、翌日、翌々日は冬山とは思えないすばらしい天気でした。



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以下は今回の山行について少し詳しくレポートします。


美濃戸口近くの「河原奥の氷瀑」で初めてアイスのリードにチャレンジする私です。アイスクライミングのポイントはアイススクリューを短時間で確実にセットできるかどうか。自分でランニングビレーのアンカーを設置して登っていくのがアイスクライミングの醍醐味ですね。この写真はまさにその瞬間です。左手のバイルにぶら下がり、右手に体重をかけてアイススクリューをねじ込む。簡単そうでなかなかたいへんです。


わたしがリードした後、エドヤマさんが登る。このころには、雪がどんどん降り出してきました。

  
2日目、赤岳鉱泉に向かうわたし。 赤岳鉱泉のテント場、奥に大同心が見えます。

         
ジョウゴ沢F2と呼ぶ滝。上部の滝を目指す。奥は硫黄岳

 
ジョウゴ沢F2以降はトレースなし、必死のラッセルで上部の滝に向かいます。
左の写真は「乙女の滝」、最初に見えてきます。右の写真は、「大滝」、この日は大滝まで私たちは到達できず、翌日、朝一番で再度このトレースを登り直し、滝に取り付きました。

                   
ジョウゴ沢の上部まで来て、振り返ると「阿弥陀岳」が見えます(左の写真)。右の写真に遠くに見えるのは、おそらく中央アルプスです。

       
「ナイアガラの滝」は雪で埋まる  バーティカルな「乙女の滝」

 
ジョウゴ沢の一番奥の「大滝」を登る。何度もルートを変えていっぱい登れました。
左の写真は2日目で、ラッセルのため大滝まで到達できませんでした。右の写真は3日目で、やっと大滝をクライミングができました。わたしたちの作ったトレースの後から続々と他のバーティが登ってきます(ラッセルはみんなで協力してやろうよと心の中でつぶやきました)。

      
       「大滝」登攀中(別パーティですが)

  
大滝からの帰り、F2を懸垂下降。    大同心ルンゼから

   
赤岳鉱泉の人工氷瀑「アイスキャンディ」。夜はライトアップされます。

     
あまりに天気がいいので、赤岳鉱泉では雪下ろしをしていました。
美濃戸口に下山するとパトカーが止まっていました。赤岳天望荘で一酸化炭素中毒の事故があったため、警察の他、新聞記者の方などが集まり、いつもと違う慌ただしさがありました。


 
今回の山行コース、以下は記録です。

●2月9日土曜日
 11時ごろ;  美濃戸口入山
 11時30分~15時; 美濃戸口近くの河原奥の氷瀑でクライミング
             3人で12本以上登る。
 15時~18時;   赤岳鉱泉に向かうが時間切れとなり
            林道終点地点でテント泊
●2月10日日曜日
 7時~8時30分;   林道終点地点から赤岳鉱泉
 9時30分~11時; ジョウゴ沢F2(エドヤマさんはF2 登攀後下山)
 11時~14時30分; F2からジョウゴ沢上部の滝を目指しラッセル
 14時30分~16時; 大滝の近くで時間切れにより、下山。
             赤岳鉱泉にテント泊。
             翌日は、予定していた南沢大滝を諦め、
              再度ジョウゴ沢大滝に向かうことにする
●2月11日月曜日
 7時~8時30分;   大滝基部まで前日のトレースをたどる
 9時30分~11時;   ジョウゴ沢大滝(二人で8本以上登る)
 11時~11時45分; 大滝から赤岳鉱泉に下山
 12時30分~15時; 赤岳鉱泉から美濃戸口に下山

PS
今回、わたしの雪山グッズでいくつか問題が発生しました。高いお金を払って購入する山道具です、今後の参考に、詳細を後日別記事でアップしようと思います。



  • 安全環付きカラビナが予想どおり凍り付きました。ワンタッチ式もスクリュー式も凍ってしまいましたが、ワンタッチ式は特によくなかったです。

  • ゴアテックス完全防水のグローブのインナーが手を抜くときに剥がれてしまい、その後、指が入らなくなってしまいました。メーカの弁解ではゴアテックスの完全防水を実現するため縫いつけることができず、表面の素材に接着してあるがこれがよく剥がれてしまう。どこのメーカも同じだとか?でも雪山で使えなくなってしまうグローブでは意味をなさないので、下山後、返品させていただきました。クライミンググローブは当面試行錯誤しそうです。

  • フリーズドライテックのシュラフカバーですが、朝起きると内側は全面真っ白に霜が、シュラフはしっかり濡れてしまいました。ゴアテックスより透湿性が高いということで勧められて購入したシュラフカバーですが、まったくシュラフカバーの役割を果たしませんでした。これについても現在メーカと問題点について話をしています。どうも透湿性と結露は別問題のような気がしてきました。
     

2 件のコメント:

realproduman さんのコメント...

美しい

榊原淳 さんのコメント...

コメントありがとうございます
きれいですが、寒いです