しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2011年4月9日土曜日

キスリングって知っていますか

キスリングって知っていますか。  

昔の山岳部やワンゲルはみんなこの大きな麻袋のようなキスリングを背負って山を登りました。たまたま本日母校を訪れて山岳部の倉庫をのぞいたら、今やなかなか目にすることができないキスリングを見つけたのです。 

  

今のような縦長のザックは当時はアタックザックと呼んで、サブザックあるいは登攀要素の多い軽量化した山行で使います。 
当時の山岳部は、とにかくテントやシュラフが今のようにコンパクトに畳めず、ガスコンロなども大きく、しかも山行期間が1週間~2週間と長くて、とてもアタックザックに荷物を詰め込める状態ではありませんでした。  

こんなザックで30kgも40kgも背負ってよく登ったなあ、昔の山岳部ってほんと泥臭い集団でした。 
 



キスリングとは(Wiki リュックサックから抜粋)

両横に大きなポケットが張り出した3室からなるキャンバス製の大型ザックで、発案者であるスイス・グリンデルヴァルトの馬具職人ヨハネス・ヒューフ・キスリングに由来している。
日本には1929年(昭和4年)、槙有恒と松方三郎によって持ち込まれ広がった。口を巾着の様に締めたあと、余った紐でさらにその下を括って水が入らないようにすることが出来た。厚い木綿のキャンバス地はそれ自体に防水性があるが、さらに熱した揮発油にワックスを溶かして塗布することも時には行われた。


駅の改札を通るときに横幅が広すぎて引っかかるので、体を横にしながら改札を通り抜けていたことから、かつてキスリングを背負って山に出かける若者たちは「カニ族」とも呼ばれた。


容量は大きいもののパッキングが難しく、荷物の詰め方によって背負い心地に大きな差が出る。また、構造上全重量が肩にかかり負担が大きい(最悪の場合は腕が麻痺してしまう「ザック肩」になる)ため、今はめったに使っている人を見ない。


 


2 件のコメント:

takasi-himura さんのコメント...

父が大学時代山岳部だったので、小さいころから丹沢・奥秩父と夫婦喧嘩をする度に連れて行かされていました(笑)
��スリングは中学生の時初めて皮の登山靴と一緒に渡され高校・大学1年(私も学生山岳部に入りました。)学生時代まで使っていました。友人はバブル全盛期で、アタックザックをすぐかっていて…でも、「ミレー」か「マウンテンダックス」のザックが欲しくて、かなり恥ずかしい思い出ですけど使いました…。けど小学生の頃、小さいホエブス」と生米等々を入れ、1リットルのポリタンクを2個両側のポケットに入れ黙々とキスリングを背負って、大倉尾根を子供を連れて登る父が瞼に浮かびます。今でも最初の一歩目(パッキングその他もろもろ)の記念として大切に保管しています。(42歳男)

榊原淳 さんのコメント...

HIMURAさん、すごくいい話ですね。山は時代時代の道具といっしょに思い出が残りますね。
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