しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2010年6月10日木曜日

懸垂下降時のバックアップ

先週末、三つ峠の四段ハングを空中懸垂している途中でハングの出口のボルトを打ち足したのですが、そのときちょっとしたミスをしてしまいました。

イージーディージーでセルフビレイをとってボルトの打ち足しの作業を始めたのですが、終わった後、懸垂下降しようとしたら、懸垂下降のバックアップバックマンノットに体重がかかっていたらしく、きつく締まってロックしてしまいました。壁に足が触れる懸垂下降なら簡単にバックマンノットにかかった体重を抜いて緩めることができるのですが、足がぶらぶらのハングの出口なので、バックマンノットにかかる体重をなかなか緩めることができません。よくよく考えると馬鹿なんですが、アッセンダーつけて這い上がったのですが今度はアッセンダーに体重がかかってそれが外せません。かなりもがいて、打ち足したボルトにスリングを掛けてそれに足を入れて這い上がり、バックマンノットにかかった体重を抜いてザイルを絡めてロックさせたエイト環に体重を移して抜け出すことができました。空中でかなりもがいて両腕は完全にパンプ状態になってしまいました。


あまりの不甲斐なさに、帰宅後、懸垂のバックアップについて本やネットで復習しました。
まず、下降器はハーネスのビレイループに直接装着せずに、ビレイループに装着したスリングで上方に伸ばして下降器をセットし、バックアップを下降器の下にセットした方がいいですね。そういった方法は以前から知っていましたが下降器をビレイループに直接装着しないことに抵抗があり避けていました。
この装着方法では、バックアップを握る手だけで懸垂下降のフリクションをコントロールできて片手が自由になります。そして、空中懸垂下降中に、バックアップがロックした場合でも、下降器をザイルを絡めてロックさせ、それにスリングを装着し足を入れて下降器に体重を移してバックアップのロックを容易に外すことができます。ちなみにこの下降器の装着方法はセルフレスキューの教則本によると、人を伴っての懸垂下降では必須のようです。
また、下降器をロックして空中停止する方法をマスターしておく必要がありますね。昔からあるエイト環は握るだけでロックできるので手放せないです。


懸垂下降のバックアップ用の器具としてペツルのシャントがあります。これはアッセンダーとしても使えます。これであればロックしてもすぐに解除できますので初心者も安心ですね。重さが多少気になりますが、安全のために早速購入してしまいました。

詳細は以下です。
http://www.alteria.co.jp/products/SP/petzl/Petzl_rope-clamp.htm
http://www.alteria.co.jp/PDF/Instruction/PTZ/B03.pdf


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