しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2012年5月12日土曜日

【夏岩トレ】香落溪 小太郎岩

奈良県の香落溪(こおちだに)小太郎岩に初めて行ってきました。FunClimbクラブ(詳しくはこちら)のSさんと二人で、夏の本番岩登りに向けてのトレーニングです。

今年の夏は昨年諸事情で登れなかった前穂高屏風岩の東壁ルンゼを登る予定ですので、本番までに人工登攀のマルチピッチの練習を何回かします。

人工登攀の練習ができるゲレンデは本当に少なくなってしまいましたが、この岩場はとってもいいです。高低差は100mで4ピッチ、A2が2ピッチ出て来ます。壁に足が届かないルーフも数カ所あります。A1の部分も適当にフリーが混じっていて本番の練習にうってつけです。ピンは所々古いのも多いですが、ヘッドの飛んでものはほとんどなく、継続的にメンテナンスされていているようです。懸垂下降は木を使うので、残置に頼らず捨て縄を用意しておく必要はあります。

昨年まで、人工登攀のマルチピッチは関東の三つ峠で練習をしてきました。三つ峠はハング下の岩が安定していない部分がありますが、ここは比較的しっかりしていると思います。ただ、登る人が少ないため、部分的に岩にコケが多く、ブッシュも比較的多くすっきりはしていませんが、本番ではそんなピッチもあるのでこれも練習になるかとは思います。


小太郎岩中央フェース全貌。赤茶けて見える部分が「ライオンの顔」でハングがいくつもあります。中央フェース下の下段フェースから登りはじめ、中央フェースをブッシュ帯まで登ります。

 
1ピッチ目、下段フェース。右はSさんが下段フェースを登る様子。

 
左は、2ピッチ目、中央フェースを登り始めます。
右は、3ピッチ目、ライオンの鼻ハングを抜けたところ、アブミビレーをします。

 
左は、鼻ハングから五段ハングルートに行くためのトラバース。
右は、4ピッチ目、五段ハングを抜けて終了点近くのSさん。

下降は、50mの懸垂2ピッチ。中央フェースの懸垂下降は50mいっぱいの空中懸垂で気持ちがいいです。

小太郎岩の対岸には土日だけの喫茶店があり、美味しいコーヒーをいれていただけます。

今回、わたしが2つのハングをリードしたときにカラビナがピンのリングに噛んだり、カラビナのワイヤに別のカラビナが挟まったりして、それを外すためにごたごたし、さらにそれでバテたのでちょっと時間がかかりすぎました。あと数回、別ルートを含めて6ピッチ程度すっきり登れるようになるまでここで練習するつもりです。


2 件のコメント:

K.T さんのコメント...

屏風東壁ルンゼが目標とは、すごいですね。
��日で登り切れるのでしょうか。
夏の記録が楽しみにしております。

榊原淳 さんのコメント...

K.Tさん
コメントありがとうございます
入山日に下部岩壁を試登して、ピンの状態が悪くて時間かかりそうだったら、翌日は上部岩壁から登ることになると思います。昨年事情があって取り付くこともできなかったところなので楽しみです