年末の八ヶ岳、今回は、冬の八ヶ岳に車で入る人は是非守ってほしいことを書きます。
これまでの記事は、以下にリンクします。
第1章 わたしのザックはどこに
第2章 雨の入山とアイスクライミング
第3章 風雪の八ヶ岳
ちなみに、入山前の大事件、宅配便でロストされたザックが品川の仕分場で見つかったようです。ほっとしました。これについてはすべてが片付いた段階で、整理して最後の記事にしたいと思います。
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第4章 何事も基本に返って
(下山後のトラブル)
30日に八ヶ岳の麓の美濃戸に下山した私たちは、まだ、私が茅野駅から神戸に帰る電車の時間に余裕があったので、赤岳山荘で食事をしたりしてゆっくりくつろぎました。
その後、エドヤマさんの車で、まずは、悪路で雪道の美濃戸口までの林道をクリアしなければなりません。わたしは雪道の運転なんてとんでもないので、ここはエドヤマさんに頼るのみです。FFの車ですが、エドヤマさんの高度な運転テクとチェーンをつけたスタッドレスタイヤで、わたしは一眠りでもしようかなという気分でした。ところが、、、、
もう少しで美濃戸口というところで、狭い林道を塞ぐ、登りの四駆がいるのです。
「チェーン持っていないのですか」
「登れないなら、なんで下りないのですか」
と訪ねると、
「チェーンは持っていないです。滑って恐いので、今JAFを呼んでいます。」
と言うのです。
こんなところにJAFが本当に来るの?
来るわけないでしょ。
四駆だからと言って、チェーンも持たずにこんなところに来ないでよ!。わたしたちだけでなく、この四駆のおかげで登りも下りも大渋滞です。わたしは、思わず、神戸の家族に電話し、「山は降りたけど、今日は帰れそうもない」と連絡をしました。
ここからのエドヤマさんの活躍すばらしかったですよ。わたしは、エンジンをかけたままの暖かい車の中でじっとしているだけでした。
エドヤマさんは雪道を運転するための装備の準備が立派なのと、こういう場面で、リーダシップをとって問題をきちんと解決していく姿、格好良かったです。エドヤマさんの活躍のおかげで林道が開通したとき、問題を起こした四駆の人たちはもちろん、渋滞に巻き込まれた人たちがみんな彼に頭を下げてお礼を言っていました。
エドヤマさんが実際にどんなことをして問題を解決したか、彼の後日のブログを待ちましょう。
わたしは、その後エドヤマさんにJR茅野の駅まで送っていただきました。電車の時間が迫っていたので、いつもの馬刺しと熱かんを大急ぎ楽しんで、電車に飛び乗りました。
とにかく、
「雪の八ヶ岳に車で入るのであれば、いくら四駆でスタッドレスタイヤであっても、チェーンを忘れないで!」
です。
>エドヤマさん
これだけ、混乱した現場をばっちりこなせれば、冬山の立派なリーダになれますよ。あとは、ザイルワークやルートファインディングをしっかり体で覚えて、どんな場面でも基本にもどった準備と行動を忘れずに経験を積んでいくことだと思います。
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