成人の日ってどういう日?
これまで、そんなこと、ほとんど考えたことがありませんでした。
遠い昔に自分が成人したときは、まったくそんなことに関心がなかったので、故郷にもどることもなく、大阪の下宿でごろごろしていました。たまたま、下宿の隣が市民会館だったので、市の成人式をしていて、とても騒がしかったことを覚えています。
さて、今年の成人式は、神戸では、あの阪神・淡路大震災のときに小学1年生だった子供たちが主役です。昨年10月10日に20歳になったわたしの元気印の長女もその一人です。
毎年この時期にになると新聞の地方面は、阪神大震災の特集になります。今年は、当時小学1年生だった新成人の話題が中心です。あの1月17日に一瞬にして両親や兄弟、親友を亡くした、当時まだ小学一年生だった幼い子供たちの記事が多くありました。小さな子供たちが、悲しみから立ち直り、一生懸命生きてきて、成人になって社会に貢献していきたいという強い意志を感じる記事がほとんどです。
こういった記事を読むと、正直言って複雑な気持ちになるのですが、元気印の娘も含めて一生懸命生きてきた新成人にエールを送りたいなと思います。震災の朝、真っ赤な空になっていた神戸、郊外に住んでいた私は直接的な被害になかったけど、あの赤い空の下でどれだけ悲しいことが起こっていたことか。幼い君たちが、よくぞ、ここまで生き抜いて来てくれた!と。
今日、成人の日、長女は成人式に出席できませんが、お寿司と彼女が今、口にすることができるバニラアイスクリームで、家族で祝います。
PS
TVのニュースを見ていたら、実家のある愛知県半田市では成人式の入り口で飲酒検査をするとか。昨年、酒に酔った新成人が会場で暴れたそうです。半田ではありそうなことだけど、こんなことで全国ニュースに出ないでほしいな。ちょっと時代からずれているし(はっきり言ってKYですね)、何よりも、成人になるって、とっても重いものなのになぁ。
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