八ヶ岳の乙女は、とっても魅力的です。
昨年の冬、初めて八ヶ岳のジョウゴ沢に来たとき、深い雪を必死でラッセルして沢を詰めていくと岩壁の隙間から見えて来たのがこの「乙女の滝」でした。そのきれいな姿にしばらく見とれてしまいました。ただ、アイスクライミングのリードを始めたばかりの私には、あの垂直で堅そうな氷にアタックする自信はなく、見つめるだけでした。
気になる存在になった乙女の滝、わたしのアイスクライミングの目標になりました。今年、十分練習を積んで彼女に挑みました。今シーズン2度目の八ヶ岳は寒波が少し緩んだ1月17日~18日、前回同様、初日は赤岳鉱泉の人工氷壁「アイスキャンディ」で練習し、2日目に乙女を落としに行きました。パートナーはFunClimbクラブのエドヤマさんです。
・・・・・・そして、フリーで乙女の滝をリードできました。途中で腕がパンプするのが怖かったので事前にアックステンションを何度か練習していましたが、それを使うことはありませんでした。
乙女の滝を登るエドヤマさん(動画)
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乙女の滝はジョウゴ沢の上部にあります。まずは下部の小さな滝F2を越えていきます(写真は、F2をリードするわたし、エドヤマさん撮影)
F2を越えて、乙女の滝に向かって雪の沢を詰めていきます。昨年始めてここに来たときは膝から腰までのラッセルでとんでもない時間がかかりました。今回は、とても雪が少なく、堅くしまって普通の道のようで、楽勝でした。
左の写真はジョウゴ沢から見下ろした風景、奥に見えるのは阿弥陀岳(エドヤマさん撮影)。
いよいよ乙女の滝が岩の間から見えてきました(右上の白い部分が乙女の滝)。乙女の滝がジョウゴ沢上部の滝群の中で一番最初に見えてきます。
ジョウゴ沢の上部の滝群に近づくと氷った急登が出てきます(左の写真はわたし、エドヤマさん撮影)。右の写真は乙女の滝の取り付きに向かうエドヤマさん。
乙女の滝を見上げるわたし(左の写真、エドヤマさん撮影)。右の写真は後から別パーティが登っているところ。
乙女の滝は、こんなバーティカルアイスです。登るのはエドヤマさん。今回はわたしがリードする写真は残念ながら無しです。さすがに緊張のリードでしたからビレイヤーが写真を撮るなんてできません。
PS.今回、新調したり、工夫したギアですが、その使い心地は後日報告します。
3 件のコメント:
ビレイしながらビデオ撮ってたんですね。
ヤバかったなあ~
まだ疲れがとれません
乙女の攻略、おめでとうございます。
ホントすごいですね。
年末に見たあの乙女の滝を登ってしまうなんて。
さすがです。
>エドヤマさん
そう、片手でビレーする技術を身につけました。トップロープなので大丈夫、でも弛んでいた?
>Sakaiさん
目標たててそれがクリアできるのは気持ちいいですね。南沢大滝、乙女の滝はクリアできたので、次は大同心大滝です。
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