しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2009年1月21日水曜日

【山グッズ】懸垂下降残置用の金物

最近、外岩で懸垂下降にセットしたロープが回収できない失敗を何度かしてしまいました。これって笑ってられないので、今後は、ロープがよく滑るように懸垂下降のアンカーに金物を残置することにしました。

「全図解クライミングテクニック」という本の中では、アンカーにセットしたスリングに「ステンレスリング」を設置し、そこに懸垂下降のロープを通すことを推奨しています。スリングも痛まないし、50m以上の長い懸垂下降でもロープの回収は直接スリングにセットするより随分スムーズにできるとのことです。


消耗品となるステンレスリングはホームセンターで購入できます。私は約170円/個で購入しました。
ただ、近所のお店で購入したリングは使用荷重の記載がなかったので、心配性のわたしは、いろいろ調べてみました。結果、わたしの購入した軸径5mmのリングの使用荷重は、メーカやリング径によって差がありますが、60kg以下しかないそうです。ここで、使用荷重は、実際の耐力荷重(おそらく、溶接部が破断する荷重?)の1/3程度に設定されているようで、リングの直径が大きくなると著しく低下するみたいです(参考資料はこちら)。
では懸垂下降で使うには、この使用荷重をどう見たらいいかです。おそらく、1つのリングでもまず間違いはないかとは思いますが、命に関わることですから、使用荷重が少なくとも装備を含めた自分の体重を越えておきたいです。わたしは安全のため、写真のように2つ以上リングを使うことにしようと思います。

さらに他に適当な金物はないかと調べてみました。ちょっと重いですが、200円くらいで購入できる鉄製の「リングキャッチ」は使用荷重がステンレスリングよりかなり高いことがわかりました。わたしが購入した軸径7mmのリングキャッチは使用荷重が200kgとなっていました。ステンレスリングと違って開閉できるので、自分が新たに設置するスリングだけでなく、残置されたスリングを取り込んでセットできます。ということでわたしはリングキャッチの方がお勧めです。乙女の滝にも残置してきました。


2 件のコメント:

うりう さんのコメント...

「リングキャッチ」は逸品ですね。
今度ホームセンターへ行ったときは購入しようかと思います。

榊原淳 さんのコメント...

>うりうさん
使用荷重が書いてあるものを購入した方が安心ですよ。