久しぶりに映画を見ました。
「誰も守ってくれない」、犯人の妹「沙織」役の志田未来さんがあの重いテーマを見事に演じきっていました。
神戸の西に住むわたしには、この映画が1997年に地元で起きた少年事件につながります。後に出版された被害者・加害者の家族が執筆した本を読みました。自分が突然そんな立場になったらと、あまりに重くて、頭の中が整理できなくなってしまう本でした。
映画では、この10数年で急速に一般大衆化したインターネットの悪い面が強調されていました。「匿名性」はまさに凶器、沙織を裏切ってネットで情報を流す彼氏にはほんと殴りつけたい感情になりました。
ITを仕事とするわたしはとても悲しくて悔しい気持ちになります。たいへんな状態に陥っても強く生きていこうとする、その人たちの足を引っ張ることは何の利益にもならない。インターネットの平和的な使い方、小さなころからしっかり学べるしくみがもう必要ではないでしょうか。
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