今回の五月山行のザイルワーク中は、ホイッスルが大活躍でした。
これだけ天気が良くても、岩混じりの稜線でザイルを長く出すとなかなか声が通りません。今回は、”セルフビレーをとって登っていい状態になったらホイッスルを吹き、その音が聞こえたらホイッスルを吹き返す”というルールで登攀をしました。これにより非常に順調に登攀を進めることができました。
ホイッスルが無いとザイルの引っ張り方で連絡したり、最悪は勘で登り出したりするわけですが、これって、実はとっても危険で、お互いに不安で時間がかかったりもします。複雑なコミュニケーションや風雪の時はトランシーバでないと無理ですが、簡単な連絡はホイッスルでかなりカバーできると思います(クライミング中の正式なホイッスルの連絡方法ってないのでしょうか)。
それにしても、今回ホイッスルを持っていないベテランが多かったことにちょっとショックでした。これって昔から山の必須装備のはずなんですが。わたしは、登攀中のコミュニケーション用にヘルメットの横にぶら下げているのと、非常用にコンパスと一体にしている二つを持っています。
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