しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2010年5月5日水曜日

【読書】新田次郎「槍ヶ岳開山」 一心不乱

仕事や登山で、松本は頻繁に来ていますが、実は、松本駅前に立つブロンズ像にはほとんど関心がなく、この像が誰かも知りませんでした。昨年、タクシーに乗った時、運転手さんからこの像が1828年に槍ヶ岳を開山した播隆(ばんりゅう)上人であることを聞いて、新田次郎「槍ヶ岳開山」を数ヶ月前に買いました。


なかなか読む時間が取れず、今回のGWの鹿島槍ヶ岳の行き帰りの車中でやっと読み終えました。

小説ですから、ここに書かれた播隆上人像は、実際とは異なる面がいくつか有るようですが(詳しくはこちら)、小説の中に心に残る播隆上人の言葉があります。
「絶巓(ぜってん)に如来像を安置することだけが目的ではなく、そこに達する長い道中、一心不乱に名号を唱えることの方が私にとっては大切なことでした。--中略--。どこでどうしたら一心不乱になれるかは、本人が自力で求め出さなければなりません。一心不乱になることが第一。-----」 
他力本願にならずに、一心不乱に物事に取り組んで生きていけばそこに極楽浄土があると言われているのではないかと思います。
ちなみに、仏教のことを知ったらもっとおもしろいのかなと思って少し調べましたが歴史をサボっていたので基礎知識があまりになく諦めました。

また、近いうちに、播隆上人が再興した笠ヶ岳、開山した槍ヶ岳に歴史を感じながら登ってみようかなと思います。


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