しばらく山とランは遠のいています

仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020

2009年8月9日日曜日

雲は上がらず、濡れた屏風はとても登れず

つい数日前まで、降水確率20~30%の好天が続く予報だったこの週末、連日の小雨で岩が乾かず、穂高屏風岩を登ることはできませんでした。

それにしても、週間天気予報ですが、直前に急激な下方修正。予報の自信がないのであれば降水確率20%なんて天気予報は勘弁してください。この夏は、天気予報はまったく当てにならないようです。

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入山の8月7日は、上高地に着くと雨。ベースキャンプに予定していた横尾は水はけが悪そうなので、手前の緑の芝生の徳沢にテントを張りました。雨は結構降っていましたが、予報では翌日は”曇り時々晴れ”、屏風岩の取り付きで待機して、少し遅くに登り出せば岩も乾くと期待していました。


二日目(8月8日)、前日の雨は上がり、小屋で確認した予報は”曇り時々晴れ、夕方に一時雨”だったので、夜明け前に穂高屏風岩に向かいました。ただ、麓の横尾に着いて穂高屏風岩を見上げると、岩が濡れて黒々してます。わたしたち、この壁を登るために、2ヶ月間、三つ峠に通って練習を続けてきただけに、さすがにここで諦められません。

  
横尾谷の冷たい沢を徒渉して、東壁T1尾根の取り付きに向かいました。左はアプローチの1ルンゼ押し出しを詰めているMさん、正面にT1尾根から屏風岩の大岩壁が迫ってきます。
右の写真は、T1尾根取り付き箇所。予想どおり岩は前日の雨でべったり濡れていました。ただ、晴れる可能性があったので、1時間半ほどこの場所で待機しました。しかし、太陽はほとんど顔を出さず、時々小雨も降ったりしたので、夕方の雷を考えるとこれ以上待機しても時間切れになってしまいます。結局、この日は諦めることにして、翌日の”昼まで晴れ”との予報に期待して一旦ベースを置いた徳沢に帰ることにしました。
ちなみに待機している間、暇だったので、アンカーの補強に新しいボルトを一本打ち足しておきました(右の写真の下方にある真新しいボルト)。

    
ベースの徳沢に戻ると、久しぶりの晴天になりました。岩がこれで一気に乾くぞと期待しながら、暇なので、こんなときのために用意してきた「インドの香」を焚き(右の写真)、「音楽」「本」を読みながら、緑の芝生の中で結構楽しくのんびりさせてもらいました。

※今回の音楽は、「Angela Aki」、本は「マザー・テレサ あふれる愛」
       

しかし、夕方に軽く雷雨があった後、予想に反して小雨が翌朝(8月9日)まで断続的に続き、結局、屏風岩はとても登れる状態ではないことは確実だと、月曜日は仕事のわたしたちは早々にテントを片付け、上高地に下山としました。

この数日間の天気予報、すさまじい下方修正で、携帯電話が通じないので山小屋で天気予報を確認する度に晴れマークが雨マークに変わっていきました。天気予報もお手上げのこの夏の異常気象に翻弄された夏山でした。

今回は残念でしたが、9月の土日にもう一度チャレンジしようとMさんと約束しました。山に行くためには、仕事はもちろん、社会人学生の身であるわたしは提出が遅れている論文をクリアしなければならないです。今、気を重くして自宅の神戸に向かっています。


2 件のコメント:

Aaa さんのコメント...

コミュ「クライミング仲間集まれ」から来ました
天候不順で、全ての山志向する方々にとっては、たまったものじゃありませんね
1泊で8月9日に三ツ峠に行きましたが、当日の午後、下見の中央カンテを登って、翌日を楽しみにしていたら台風発生、それも本土の愛知-静岡方面に向っているニュースを四季楽園で見て、残念な思いで翌日は雨中の下山でした。
それ以上に、残念なお気持ち察します

榊原淳 さんのコメント...

Aaaさん
なんかお盆は天気良いみたいですね。でも行き帰りの交通機関が込みすぎるから行きませんが
三つ峠に行かれましたか。秋にまた行きますのでお会いできたらいいですね