来週週末から行く夏山縦走の準備に、国土地理院の2万5千分の1地形図を購入しに書店に行きました。その中で、一つ私にとっては大きな発見がありました。
なんと、2万5千分の1地形図の区画が大きくなって、隣の地形図と一部が重なっているではないですか。
(わたしだけが知らなかったことかもしれませんが)
今年の五月山行のときに「神城」「白馬町」の地図は新しく購入していたのですが、今回、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳から白馬まで縦走するので、不足分の「十字峡」を購入しました。
「なんか今までの地図と違うよな」と思いつつ、「神城」と「十字峡」の地図を隣り合わせにしてみたら、「十字峡」の地形図の区画が隣の地図と重なっており、区画も大きくなっているではないですか(「神城」「白馬町」は、従来どおりの区画で隣の地図とは重なっていません)。
もともと、後立山連峰の地形図は、図郭のあたりに連峰稜線が位置しており、一枚の地図だけでは山で使いものにならなかったのです。それで、学生時代は必要な部分の地図を切り貼りしていました。ですから、山では隣の地図の区画と境界部分が重なり合っているのはとても便利なんです。
ただ、どうして、区画の大きな地図と小さな地図が同時に売られているのか不思議に思い、地図の図郭の周りに記載されている事項をよく読んでみました。そこでわかったことは、「神城」「白馬町」は図式が昭和61年版、「十字峡」は平成14年版でした。要するに、まだ、新旧の図式の地形図が混在して販売されているということです。たまたま、わたしがこの二年間に購入した地形図が旧図式だったようです。
こうなってくるとさらに興味がわいてくるので、インターネットで調べてみました。国土地理院の発表資料を見つけました。
国土地理院プレスリリース 平成15年11月11日(火)
「2万5千分の1地形図の規格が変わります」
平成14年版の図式の地図は、平成15年11月から順次切り替えられているそうです。おそらく、北アルプスまで切り替えが進んできたのは最近なんでしょうね。
学生時代に慣れ親しんだ2万5千分の1地形図がいつの間にか、便利に規格変更されていることに嬉しさとともに時の流れを感じてしまいました。
でも、最近の人は国土地理院の地形図は夏山には持って行かないのでしょうね。山でこの地図を見ている人をみかけたことが最近ないです。民間企業から発売されている登山専用の地図は、コースタイム等が記載され便利ですが、地形は読み取り難いので、わたしは、夏山縦走であっても必ず2万5千分の1地形図を持って行きます。
しばらく山とランは遠のいています
仕事、そしてコロナの関係でしばらく山やランからは遠ざかっています。来年の春から復帰できるようそろそろ運動再開していきたいと思います。ちなみに今、BIツールのPower BIが半分趣味になって、完全な運動不足になっています。20201020
2007年8月14日火曜日
知っていますか、2万5千分の1地形図の区画が大きくなっていること
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