北岳バットレスを登った翌16日、広河原に下山したわたしは、まだ天気が持ちそうなので、同行者のN氏と別れて一人で北沢峠にバスで移動をしました。目的は、甲斐駒ヶ岳に登ることです。わたしの大好きな山の一つです。
仙水峠から甲斐駒ヶ岳、手前は麻利支天
今回は、バットレスの疲れがありましたが、思いっきり心臓バクバクさせながら、真っ白になって走ってのぼってみたくなりました。ただ、下りは危ないのでそんなことはせず、登りだけの挑戦です。
バスで北沢峠に着いたのが9時半。駒仙小屋に急いで移動してテントを張り、30分で準備をしてスタートしました。
もちろん、写真もとりたいので休憩はきちんととりますし、スタイルはトレイルランの格好ではなく登山者そのものですから、早歩きの山登りという感じですね。持ち物は、一眼レフ(フィルム)とデジカメ、安全のためツエルト、防寒具、雨具、非常食などもちゃんと持っていきます(実は登り始めて気がついたのですが、なんとヘッドランプを忘れていました、危険な登山者ですね)。
それで、結果は以下の通りです。休憩時間も含めて標準コースタイムの半分で頂上まで行ってやろうと思っていましたが、写真いっぱい取りすぎたのでそれは無理でした。休憩時間を除けば、コースタイムの半分を達成できました。いずれにしても富士登山競争のようなレーススピードではないですが、心臓バクバクして頭は真っ白になれました。
ラップタイム | スプリットタイム | ||||
| 記録 | 標準 | 記録 | 記録 | 標準 |
駒仙小屋 | 0:00:00 |
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休憩 | 0:50:46 | | 3:27:51 | | |
下山は、写真をとりながら通常のペースでと思ったのですが、団体パーティで大渋滞だったりして、結構時間がかかってしまいました。
また、雨も本格的に降り出してきました。出来るだけ雨具を着たくないわたしは、雨が降ってきたら急いで雨に直接当たらない樹林帯に入りたかったのですが、超スローペースの巨大なツアー団体に阻まれ、稜線で雨具を出さざる得なくなってしまいました。
それにしても最近、この手の巨大初心者パーティ(15人くらいいたでしょうか)を編成するツアーをよく見かけます。引率者は2名程度ですから、本当に初心者の方の安全を保てるでしょうか。甲斐駒の稜線を傘を差している人がいたのは少々あきれました。また、狭い稜線上の道でこれだけの人数がいるとなかなか他の人に道を譲れず、大渋滞になってしまいます。もう少しパーティを小さくしてほしいな。
そんなわけで、雨に濡れてはしまいましたが、大好きな甲斐駒に登れて、しかも真っ白になれたので、楽しい一日でした。その夜は、一人ではありますが、テントの中でビール飲みまくりました。
3 件のコメント:
こんばんは。仙水小屋良さそうですね。
たしか、テン場はここがメインでしたね、甲斐駒周辺は・・・いつか行ってみたいです。
しかし、驚異的な体力ですね。
壁登った後とは思えません!
こんにちは、荒川三山から戻ってきたERです。
バットレスの記事も興味津々ですが、
私も、あの壁を登られた後に甲斐駒をトレイルランする体力に驚いてしまいました~♪
エドヤマさん
ERさん
こんばんわ
今回はクライミングギアで重い荷物から解放されたとたん元気がわいてきました。
甲斐駒はとってもいいですよ、できたら鳳凰三山とセットで縦走したいですね。次南アルプスに来るときはそうしようと思います。
荒川三山ですか、前岳・中岳・悪沢岳の3000m3セットですね。学生のころ、鳳凰三山から入って光岳まで南アルプス全山縦走をしたことがあります。もう一度挑戦しようかと思うときがあるのですが、これはなかなか手強い。南アルプスって雲海の上を思いっきり歩けるのでいいですよね
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